カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

懐かしい、青い自動車 スージー

2005-11-17 22:25:10 | その他
ご存知ですか?青い自動車 スージー。

言わずと知れたウォルト・ディズニー作です。 1952年というから私はちょうど、羊水の海でクロールの練習に励んでいた頃です。

絵本も出ていたようですが、私が憶えているのはテレビで見た短編アニメだったと思います。
小学生の頃だったと思いますが、カラーテレビの普及率がまだ低かった頃、ディズニーの1時間番組がありました。
「カラー放送」だったと思いますが、ウチはまだ白黒。
この番組の短編アニメや自然の中の動物ものは、ヒューマニズムに富んでいて、大変楽しみに見ていました。



かわいいでしょ

実は先日、友人のY氏が訪れた時、Zeppさんのイラストを見せて、
「昔、ディズニーでも車を擬人化させたアニメがあったよな、なんやったっけ」
Y氏は昔のことにめっぽう強い、よく憶えてる人です。
「それは確か、青い自動車。ええっとスージーっていう名前やった」

おかげでネット検索をかけることができ、
ROBOTROBOT ディズニーチョコパーティーに行き着くことができ、早速買いました。





赤い飛行機は「小さな郵便飛行機 ペドロ」。これも確かお父さん飛行機が病気で、替わりに郵便を届けるっていう物語、途中嵐に遭ったり苦難を乗り越えて、りっぱにお父さんの代役を果たします。
手塚アニメや宮崎アニメの原点は、やはりディズニーにあると思います。

ちなみに私はディズニーフェチではありません。ミッキーなんて可愛いと思ったこともありません。
いっぱいぬいぐるみとか、可愛いモノを持ってますが、ディズニーものはこれが初めてじゃないかな。

そうそう、Le Garegeっていうサイトのコラムのページに
スージーを取り上げてありました。全く同感なので全文そのまま引用させてもらうと

嬉し懐かし“Susie The Little Blue Coupe” May.01.2002

 僕は自分で言うのも何だが、本当にクルマが好きである。今や危うくオヂサンと呼ばれる世代に差し掛かろうとしているのだが、幼少の頃からの思い出はやはりクルマにまつわるものが多い。中でも決定的に僕のクルマに対する気持ちを高めたのは、ディズニーの絵本“Susie The Little Blue Coupe”だった。邦版タイトルは「青い自動車」である。1952年の作品というからまさに 黄金時代のアメリカそのものであったろう。

 ご存じない方のためにごく簡単に一通りストーリーを説明するとこうだ。~ショールームに華やかに飾られ多くの人々から羨望の眼差しを一身に受けた注目の小型新車「スージー」はとあるオーナーの元に渡り、意気揚々と走り回る。が、手入れもまともにしてもらえず、徐々にくたびれてきて持ち主は中古車として売ってしまう。幾度かオーナーが変わり、そして散々乱暴に扱われたあげくあるとき泥棒に盗まれた。パトカーに追われて逃げる途中でエンコして捨てられると、ついにレッカー車で廃車置き場に捨てられる。それを見つけた青年が自分のガレージでコツコツと直し、スージーは生まれ変わって再び元気良く走り回る~というもの。当時の僕にとってこの絵本は宝物であった。なかでも後半の復活までのシーンは僕の心に「クルマを手に入れること」、「自分で直すこと」、そしてそれが「走るという喜び」を植え付けたに違いない。幼く実際のクルマさえも現実味がない幼児にとって、これはまさに夢として大いなる影響力を持っていたに違いないのだ。

 それから30数年経った今、あらためてこの絵本を思い返すとき、現代のクルマたちが失っているものを見つけることができる。当時のクルマには人格が与えられたのだ。そして愛されたのだ。確かに優れた性能と機能を持ってはいるものの、今や道具に過ぎないきらいのあるクルマたち。創る側の人々も、今一度この絵本を思い出しクルマに魂を与えて頂きたい。無駄の中にある高貴な遊びと悦びを。切に願うのはおそらく僕だけではないと思うから。

書かれたのはこの方なんでしょうか

From KOBE by Tomonori Godai
1964年、神戸生まれの生粋の六甲山道育ち。86年から国内外のレースのマネージメント業務を手掛けるかたわら、FJ1600レースにも参戦。ル・ガラージュには神戸店のオープンから携わり、現在はヒストリックカーレースなどに出没中。

みごとです。

なぜか共感できるのは、このスージー、幌付きのオープンカーなんですよね。