カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

商人屋敷がずらり。

2010-04-29 23:55:43 | ふぉとスケッチ
遊歩百選に選ばれた近江八幡、洋館もあれば古い町並も残ってます。
近江商人発祥の地と言われている日野、五個荘、近江八幡。これらの町を歩くと
あちらこちらで近江商人たちの息吹を感じることができます。
近江八幡では新町通を中心に商人屋敷が並んでいます。



旧伴家住宅は歴史民俗資料館として近江商人の帳場風景を再現したり
考古資料を展示しているようです。(入場有料)










この新町通りの景観を印象付けているのは、黒塀越しにのぞく「見越しの松」。
これ、子供の頃に聞いた(したがって知ってる方は少ないと思いますが)
春日八郎の「お富みさん」って歌の歌詞、「♪いきなくろべい~ みこしのまあ~つに」ってコレですよね。ま、歌の方はココのことを歌った訳じゃなく、歌舞伎の「源氏店(げんじだな)」が題材なんですが・・・
京都の町家の風情と明らかに違うのは道路に対する間口の広さでしょうか
鰻の寝床と言われる京町家、間口は狭く目一杯に建物を建て、坪庭を配します
が、こちらは大店(おおだな)とは、こうだな!って言いたげに威風堂々な
感じがします。







近江商人とは、大坂商人、伊勢商人と並ぶ日本三大商人と言われ、
時代を越え活躍してきた近江国、滋賀県出身の商人のことで
「売り手良し、買い手良し、世間良し」の三方良しの家訓が知られてます。
松下幸之助もこの経営理念を尊んだとか・・・
現在もその流れを汲む企業は数多く、例えば
高島屋、大丸、西武、伊藤忠に丸紅、日清紡、東洋紡、東レ、日本生命も
ワコール、西川産業、武田薬品などなど・・・
京都においては特に多く目立ちます。


ここの町並、保存状態が良いとはいえ、やはり老朽化が目立つところも



その反面、新たな息吹も・・・






2010.4/11、近江八幡にて。