カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

だるまだらけ

2012-11-12 23:53:03 | 西国三十三所巡礼
西国三十三観音霊場の第二十三番札所でもある「勝尾寺」は、
「勝運祈願」の寺として有名だそうな。
人生全てに「勝つ」として勝ち運を願い「勝ちダルマ」に託すのかな。

そして、境内のあちこちに小さなダルマさん(ダルマみくじの人形)が置かれている。

ひとぉつ・・・


ふたぁつ・・・


みぃっつ・・・



ずらぁっとな!



その光景が何とも印象的。










ダルマさんと言えばこのカタチの人形。日本の郷土玩具の代表のひとつでもあり、
各地にいろんなダルマ人形があるが、まずひと目で分りますね。

元々は禅宗に縁がある達磨大師って僧侶。
サンスクリット語ではボーディダーマ(Bodhi-dharma)「菩提達磨」のことで
インドで生まれ5世紀後半から6世紀前半の人で、中国(斉)で活躍し、
中国禅の開祖とされています。
少林寺で壁に向って九年間、座禅を行ったことで手足が腐って無くなった
という伝説が一般的によく知られていますね。
その伝説に基づき手足を無くした座禅姿で眼光鋭く髭ぼうぼうの達磨大師。
その姿が置物や玩具として広まり、
宗教を超えた、押しも押されもせぬ日本人のソウル・キャラクターに。(^_^ゞ











だるまさん、だるまさん・・・にらめっこや、だるまさんがころんだ。
だるま落しなど…子供の頃から親しみのあるキャラクター(今の子は…?)

雪だるまにダルマストーブ、だるま(サントリーオールドの愛称)をちびり。
あまり飲み過ぎると火だるま?・・・とは言わないか。

そうそう高校野球で徳島の池田高校の蔦監督は攻めダルマって言われていたな。
スポーツや選挙の必勝祈願によく登場する勝ちダルマの張り子。
願いを込めてまず片目を墨で塗り、達成したらもう一方の目を塗る風習。
あれって一般的には左目を塗って祈願し、成就したら右目を塗るのだそうです。
ただし、選挙の場合は逆なんだそうで・・・何故だかは知りませんが!



お寺の奉納棚には、勝運祈願を達成成就されたのでしょう
両目を入れた勝ちダルマがひしめいています。
ここのお寺では「勝ちダルマ」を授かり、
己に勝って勝ち運をつかむ・・・すべては自分に勝つために。とあります。

受験・病気・選挙・スポーツ・芸事・商売等、ただ願い、祈るだけでは
何も成し得ません。「己の弱さに勝つ!」の精神こそ運を引き寄せることに
なるのかな。『天は自ら助くる者を助く』にも通じますね。














「七転び八起き」ここの達磨さんたちは、風雨に曝されながらも
キリッと前を向いているように見えました・・・





最後に達磨大師が説いた「二入四行論」。長くなるのでリンクだけ。(^_^ゞ




2012.9/16、勝尾寺にて。