カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

白いたんぽぽれぽ

2015-03-29 23:52:26 | 花だより
調査と言っても、市民が参加するタンポポ調査。『タンポポ調査・西日本2015』
簡単な調査用紙と花や種を事務局に送るだけのものです。



どんなタンポポを何処で見つけたか。緯度・経度はGoogleMapで調べました。
私が見つけた場所は「34.989808,135.799892」こんな数字が出てきました。



前に見た時より沢山咲いていたかな、30株以上はあったと思います。



特にこの調査は、在来種と外来種の分布状態を調べているようです。
シロバナタンポポは在来種なので・・・



外来種との違いである花の下、緑色の総苞といわれる部分の外側の萼片が
日本タンポポの特徴を現していました。
西洋タンポポだとこの総苞が捲れて反り返っています。

ただ、この群生地、駐車場の敷地内でもあり、不法投棄のごみ捨て場?
自転車やバイク、ジュースの缶や吸い殻、生活ゴミなどが捨てられており
かなり劣悪な環境。いつクルマに踏みにじられるか分かりません。
なので、一株だけ抜いてきて庭に移植を試みましたが・・・



すぐに萎れて、根づいた様子は無し。調べてみると移植はまず無理だとかw
綿毛(種)も持ち帰り撒いてみましたが、シロバナタンポポは種の発芽率が
極端に低いために、種からと言うのも難しいようです。
根伏せ(株分け)という方法が一番可能性があるかも。
・タンポポの根を1cm以上採集する。
・乾燥しない内に湿らせたキッチンペーパーの上に乗せる。
・日に当ててる&霧吹きして湿らせておく。
あとは乾燥しないようにして、発芽を待つだけ。上手くいけば2~3週間で
芽が出るようです。地植までこぎつけたら、雑草と同じく生命力が強いので
根づかすことが出来るようです。何とかチャレンジしてみましょう。




これが調査用紙、種を貼り付けたり、花を添えたりして送りました。





散歩ついでに他のタンポポも調査?(^_^ゞ



探すと意外と無いものですね、たんぽぽ。これは畑のあぜ道で見つけました。



この総苞が外来種の特徴です。総苞の外側の萼片が捲れて反り返っています。


他にも近くに咲いていた野の花を・・・


〈オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)〉
名前が印象的です。犬の○玉袋?(^_^ゞ ヨーロッパ原産の帰化植物です。



〈ホトケノザ(仏の座)〉別名:三界草
春の七草で言う「ほとけのざ」は、これではなく田平子(たびらこ)で
全く違う植物です。


ところで、タンポポの花びらは何枚あると思いますか?
数える必要は無いのです・・・正解は1枚(※)。
舌状花と呼ばれる小さな花が円盤状に集まり、頭花を形成しているのだそうで
分解して見ると1つの舌状花に雌しべと雄しべが5本付いるのが分かります。
※1枚としましたが、実は5枚が合着した合弁花冠であるため1つの花びら
に見えています。花びらの先端をよく見るとギザギザが5つ、これが
名残なんでしょうね。



2015.3/28、シロバナタンポポ。