自動車博物館なんだから二輪車は添え物?
さにあらず、こちらのラインナップもかなり充実のコレクションでした。
トップ画は1954年製〈メグロ ジュニア S-2〉
還暦過ぎてます。私とは1歳違い・・・
248ccで7hpの空冷4サイクルOHV単気筒エンジン。
37年後の1991年に登場したカワサキ バリオスは水冷4サイクル4気筒、
249ccで45ph。凄い進化をしたもんだ・・・(^_^ゞ
※45phは当時の自主規制、RGVΓ250SP(96年以降)のヨーロッパ版は
2ストだけれど250ccで65phと言うから凄過ぎ。
展示台数からいえば、2輪車の方が多いかもね。
〈HONDA ドリーム CB750 four K0〉
〈SUZUKI TS400-1〉
TS400、当時のハスラーシリーズの文字通り旗艦でした。
〈SUZUKI TM400-1〉
ゼッケン1を付けているけれど、誰が乗っていたのかな?
ロジャー・デコスタ?・・・まさかね。(^_^ゞ
〈Hariey-Davidson 36R〉750cc。昭和11年に輸入されたものらしい。
〈陸王 RQ750〉
手動進角、手動油圧ポンプ、前進3段ハンドシフト、フットクラッチ
・・・とてもじゃないけど私には運転できそうにない。
私が誕生したのと同じ年に誕生したRQ750、当時の値段は
かなり高価だったでしょうね。
陸王は和製ハーレーで、もともとハーレーの輸入をしていた三共製薬が
日本ハーレー社を創り正式にライセンス契約をして国内生産を始めたもので
模倣やコピーものでは無い。社名も三共内燃機に変更、ブランド名を公募し
「陸王」とした。後に社名も陸王内燃機になりますが、開発力もなく倒産。
戦前からの国内バイクメーカーと言えば、陸王、メグロ、キャブトンなどを
知っている(聞いたことがある)(^_^ゞ
陸王は前述のとおりハーレーダビッドソンをライセンス生産。
メグロ(目黒製作所)は、当初トライアンフの部品生産をしていた会社で、
のちに大型車を中心に躍進したブランドです。
キャブトンも英国風の大型バイクを生産、創業は名古屋だが発売元が大阪で
社名は Come And Buy To Osaka Nakagawa の頭文字を並べたものなんだ
そうです。今でもマフラーにその名が残っていますね。
〈BSA Rocket Gold〉
〈TRITON〉
英国トライアンフ社のエンジンを英国ノートン社のフレームに積んだ
コラボレーションマシン。「トライトン」って読むのかな。まんま・・・
エンジンはT110 TIGERの750cc?
この頃、英国にはロッカーズと呼ばれる若者たちが現れ、ロンドン郊外で
24時間営業の「エースカフェ」にノートンやトライアンフ、BSAといった
オートバイに跨がり、夜な夜な集まった。
彼らのファッションは革ジャンにリーゼント。ロックンロールを愛し、
店の前のノースサーキュラーロードをご自慢の改造バイクで公道レース。
エースカフェに集まり、オートバイに熱狂する若者たちのことを
カフェレーサーと呼ぶようになり、この若者文化は世界中に飛び火。
現在もバイクの一つの分類としてその言葉を残していますね。
同時期、日本にもカフェレーサーが台頭?カミナリ族と呼ばれました。
爆音を轟かせ街中を駈け回る・・・でも当時の大人たちは
「ハシカのようなもの、若いんだから」と、寛容だったようです。
それは日本でも欧米でも同じ、警察も厳しい取り締まりなどしなかった。
ブームが去り閉店していたエースカフェを2001年に復活させたのは、
ロッカーズの残党で元騎馬警察官であった人物だというのも・・・
『Ace Cafe London 日本公式サイト』
〈Norton Commando?〉
〈TRIUMPH Twenty-one 3TA〉
〈BSA C-15〉
BSAはバーミンガム・スモール・アームス社の略ですね。
〈Honda ドリーム GB77〉
〈スーパーカブ C105〉
〈ラビット S-48〉
骨董品のようなバイクも・・・
〈手前:トヨモーター E8〉中:コンドル、奥:ブルーバード
〈ブルーバードMC型〉
ニッサンとは関係無さそう、高知市にあった山崎内燃機関研究所という
バイクメーカー。(1953年製)
〈コンドル〉これも高知市で昭和20年代後半に生産されていたバイク。
〈HONDA RCB〉
8つのヨーロッパ耐久ロードレースで7つの栄冠を獲得して凱旋した実車。
〈メグロ ジュニア S2〉
目黒製作所と言うのは、なんと90年ほど前の昭和元年に誕生した
バイクメーカーです。当初はトライアンフなどの部品を製作して
いましたが、昭和12(1937)年に最初のメグロ号を発売。
メグロ号の魅力は質実剛健、英国製バイクに通じる気品に満ちた外観と
過剰品質とも言われた美しい仕上げ、そしてその耐久性である。
50年代終わりに最盛期を迎えるも時代は小型車ブーム。ホンダなどの
戦後派メーカーについて行けず、1964年に倒産、カワサキに吸収され
その歴史を閉じます。
が、当時小型車メーカーであったカワサキにあって、メグロの伝統が
引き継がれ誕生したのがあの名車「カワサキ 650W1(通称ダブワン)」
ちなみにロータリー・チェンジ式4速足動ミッションはメグロが開発した
もので、現在でもビジネスバイクなどに使われていますね。
バイクには男の浪漫、文化があると思うのですが、残念ながら日本では
暴走族の出現によって、悪イメージと徹底した取り締まり、三ない運動
などで若者たちから見捨てられた感があります。今となっては
青春時代のたぎる想いを呼び起こしている熟年ライダーだけ?
かつては世界一の二輪生産国でありながら、今は10位にも入らない・・・
その要因は諸々でしょうが、残念です。
2015.9/23、四国自動車博物館にて。
さにあらず、こちらのラインナップもかなり充実のコレクションでした。
トップ画は1954年製〈メグロ ジュニア S-2〉
還暦過ぎてます。私とは1歳違い・・・
248ccで7hpの空冷4サイクルOHV単気筒エンジン。
37年後の1991年に登場したカワサキ バリオスは水冷4サイクル4気筒、
249ccで45ph。凄い進化をしたもんだ・・・(^_^ゞ
※45phは当時の自主規制、RGVΓ250SP(96年以降)のヨーロッパ版は
2ストだけれど250ccで65phと言うから凄過ぎ。
展示台数からいえば、2輪車の方が多いかもね。
〈HONDA ドリーム CB750 four K0〉
〈SUZUKI TS400-1〉
TS400、当時のハスラーシリーズの文字通り旗艦でした。
〈SUZUKI TM400-1〉
ゼッケン1を付けているけれど、誰が乗っていたのかな?
ロジャー・デコスタ?・・・まさかね。(^_^ゞ
〈Hariey-Davidson 36R〉750cc。昭和11年に輸入されたものらしい。
〈陸王 RQ750〉
手動進角、手動油圧ポンプ、前進3段ハンドシフト、フットクラッチ
・・・とてもじゃないけど私には運転できそうにない。
私が誕生したのと同じ年に誕生したRQ750、当時の値段は
かなり高価だったでしょうね。
陸王は和製ハーレーで、もともとハーレーの輸入をしていた三共製薬が
日本ハーレー社を創り正式にライセンス契約をして国内生産を始めたもので
模倣やコピーものでは無い。社名も三共内燃機に変更、ブランド名を公募し
「陸王」とした。後に社名も陸王内燃機になりますが、開発力もなく倒産。
戦前からの国内バイクメーカーと言えば、陸王、メグロ、キャブトンなどを
知っている(聞いたことがある)(^_^ゞ
陸王は前述のとおりハーレーダビッドソンをライセンス生産。
メグロ(目黒製作所)は、当初トライアンフの部品生産をしていた会社で、
のちに大型車を中心に躍進したブランドです。
キャブトンも英国風の大型バイクを生産、創業は名古屋だが発売元が大阪で
社名は Come And Buy To Osaka Nakagawa の頭文字を並べたものなんだ
そうです。今でもマフラーにその名が残っていますね。
〈BSA Rocket Gold〉
〈TRITON〉
英国トライアンフ社のエンジンを英国ノートン社のフレームに積んだ
コラボレーションマシン。「トライトン」って読むのかな。まんま・・・
エンジンはT110 TIGERの750cc?
この頃、英国にはロッカーズと呼ばれる若者たちが現れ、ロンドン郊外で
24時間営業の「エースカフェ」にノートンやトライアンフ、BSAといった
オートバイに跨がり、夜な夜な集まった。
彼らのファッションは革ジャンにリーゼント。ロックンロールを愛し、
店の前のノースサーキュラーロードをご自慢の改造バイクで公道レース。
エースカフェに集まり、オートバイに熱狂する若者たちのことを
カフェレーサーと呼ぶようになり、この若者文化は世界中に飛び火。
現在もバイクの一つの分類としてその言葉を残していますね。
同時期、日本にもカフェレーサーが台頭?カミナリ族と呼ばれました。
爆音を轟かせ街中を駈け回る・・・でも当時の大人たちは
「ハシカのようなもの、若いんだから」と、寛容だったようです。
それは日本でも欧米でも同じ、警察も厳しい取り締まりなどしなかった。
ブームが去り閉店していたエースカフェを2001年に復活させたのは、
ロッカーズの残党で元騎馬警察官であった人物だというのも・・・
『Ace Cafe London 日本公式サイト』
〈Norton Commando?〉
〈TRIUMPH Twenty-one 3TA〉
〈BSA C-15〉
BSAはバーミンガム・スモール・アームス社の略ですね。
〈Honda ドリーム GB77〉
〈スーパーカブ C105〉
〈ラビット S-48〉
骨董品のようなバイクも・・・
〈手前:トヨモーター E8〉中:コンドル、奥:ブルーバード
〈ブルーバードMC型〉
ニッサンとは関係無さそう、高知市にあった山崎内燃機関研究所という
バイクメーカー。(1953年製)
〈コンドル〉これも高知市で昭和20年代後半に生産されていたバイク。
〈HONDA RCB〉
8つのヨーロッパ耐久ロードレースで7つの栄冠を獲得して凱旋した実車。
〈メグロ ジュニア S2〉
目黒製作所と言うのは、なんと90年ほど前の昭和元年に誕生した
バイクメーカーです。当初はトライアンフなどの部品を製作して
いましたが、昭和12(1937)年に最初のメグロ号を発売。
メグロ号の魅力は質実剛健、英国製バイクに通じる気品に満ちた外観と
過剰品質とも言われた美しい仕上げ、そしてその耐久性である。
50年代終わりに最盛期を迎えるも時代は小型車ブーム。ホンダなどの
戦後派メーカーについて行けず、1964年に倒産、カワサキに吸収され
その歴史を閉じます。
が、当時小型車メーカーであったカワサキにあって、メグロの伝統が
引き継がれ誕生したのがあの名車「カワサキ 650W1(通称ダブワン)」
ちなみにロータリー・チェンジ式4速足動ミッションはメグロが開発した
もので、現在でもビジネスバイクなどに使われていますね。
バイクには男の浪漫、文化があると思うのですが、残念ながら日本では
暴走族の出現によって、悪イメージと徹底した取り締まり、三ない運動
などで若者たちから見捨てられた感があります。今となっては
青春時代のたぎる想いを呼び起こしている熟年ライダーだけ?
かつては世界一の二輪生産国でありながら、今は10位にも入らない・・・
その要因は諸々でしょうが、残念です。
2015.9/23、四国自動車博物館にて。
若者=バイクって感覚がすっかり無くなりました。
今のティーンエイジャーは何をやっているのか分からない。
それで良いのかどうなのか・・・
いやはや。。。
実は、僕がバイクに興味を持ち出したのは
Kawasaki ゼファーの頃なんで
思い入れはないのですが
造形美がぱないですね。
最近はバイクも、随分おとなしく走っている
方が増えましたよ。
修羅の国でも、昔みたいに暴走族ってのも
ほとんどいなくなりました。。。
昔は深夜に、ぶおーんぶおーんと
飛ばすお兄様方が多かったですが。。。
風潮被害ってやつかな、バイク=悪ってイメージは。
まともな(?)男の子なら一度はバイクに憧れるのかも、それが若い時だけに問題なんですね。(^_^ゞ
私も何とか生き残ったクチ、今でもお金があればトライアンフの
スクランブラーとか欲しいもん。
えっ、バイクも旧車?ま、その方が自然やと思うけど
手動進角って操れます?
中国が桁違いの断トツどす。
ただブランド別だとやはりホンダが世界一じゃないかな。
私が持っている30年前のXL125でも維持がたいへん。
免許はあっても、こんな旧車は操縦することすらできないだろうな・・・
国内生産は減りましたが、ブランドは未だに日本メーカーが世界一ですね♪
伝説のエースカフェ、私より10歳以上の世代かな?
ちなみに私がよく被っている白いキャップはエースカフェのものです。
誰も気がついてくれないけど・・・
当時 750を乗ろうと思ったら
超難関 限定解除をしなくてはならず、
大型は夢のバイクで、
750は一生乗れんわって思ってたのですが、
今から 10年ほど前 教習所で大型バイクの
免許取れるのを知って
若い時からの憧れである限定解除しました。
コレでナナハンライダーになれるぞと思い
買ったのが実物の4分の1ディアゴスティーニの
週刊ハーレーです
今でも脳内走行しております。
たしかにバイクには男のロマン 文化がありますね
もうリターンライダーは諦めましたが、
まわりもいい歳したおっさんばっか。
最近メグロが気になって
2輪の生産10位にも入らないって・・・
絶句です。
「バイクにも乗ってみたいなぁ」という思いに駆られました。
免許もないし周りも否定的で 断念。
今や二輪はベトナム・マレーシアなど
東南アジアでヤマハ・Kawasakiが凄いです。
超びっくりです!
「カフェレーサー」の由来も、今回初めて詳しく知りました。