カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

みやこのお城

2009-03-08 12:18:21 | 京都徘徊記
京都に生まれ住んで56年、二条城には行った記憶がない・・・
『日本100名城ガイドブック』なるものを買ったお陰で、入ってみようと言う気に。



『元離宮二条城』と呼ばれ京都でもトップクラスの観光地である。
世界遺産(世界文化遺産)でもあり、重要文化財(本丸など多数)、国宝(二の丸御殿など多数)、
城内は史跡、二之丸庭園は特別名勝に指定されていると言った具合に宝箱状態。





城とは言っても中世戦国時代の砦、戦の拠点とはいささか違います。
ここは、徳川家康が関ヶ原で勝利した後、造り上げた城で
本来の目的は京都での宿所、ならびに御所の警備だったようです。
征夷大将軍となった天下人、家康はここにて将軍宣化(1603年)。そして、
15代将軍徳川慶喜によって1867年、大政奉還されたのもここと言うことで
江戸幕府の始まりと終焉の舞台となったわけです。







戦火にまみれることがほぼ皆無だった二条城、何故か天守がありません。
創建時は望楼型の5重天守があったようですが、三代家光が行なった大改修の際
その天守は淀城へ移築。急きょ、廃城とした伏見城の天守を据えていたのですが
後に落雷によって焼失、その後再建されることも無く・・・今は天守跡が残るのみ。


天守跡の四隅から見た眺めです。方向は・・・忘れた(^_^ゞ



ちなみに『お城の基礎知識』

まぁ、二条城に関しては要塞的意味は薄く、おもてなし、お楽しみの場でもあったのかも

現在二条城には江戸時代につくられた、小堀遠州の代表作として挙げられることも多い
桃山様式の池泉回遊式庭園二の丸庭園。明治時代の洋風庭園、本丸庭園。
昭和時代の清流園の3つの庭園があります。
平成17年、米国の日本庭園専門誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』では、
日本全国693カ所の中で優れた庭園が選ばれ、清流園が5位に、二の丸庭園が10位。
また平成18年度には日本全国731カ所の中で、清流園が6位、二の丸庭園が8位にランキングされたそうです。







初めて行った二条城、ここだけでも歴史の縮図が感じられてとても興味深いところでした。
『Wikipedia-二条城』に詳細な記載があるので興味のある方はどうぞ。
今増殖してるといわれる「レキジョ」(歴史好きの女子だそうで)さん達も詳しそうですが・・・

二の丸御殿(国宝)は撮影禁止で、中の写真は撮れませんでしたが、
歴史をひしひしと感じさせてくれるところです。
キュッキュキュッキュ鳴く廊下を見学者の行列・・・うるさいことw(笑)




2009.2/28、元離宮二条城にて。

田毎の月のお蕎麦

2009-03-05 23:53:13 | ランチ/カフェ
2/28の土曜日でしたが、お昼時も過ぎてふらりと食べに出ました。
お腹の要求はあっさり系のめん類・・・
山科で唯一(?)の行列の出来るラーメン屋さんへロドを走らせましたが
またしても臨時休業・・・w(これで4度、来ては食べずに買える羽目に)

仕方なく、目的の二条城へ行くまでに探すことに・・・

京都府庁前にある蕎麦屋さん、本家田毎に入ってみました。



府庁前店は支店で、本店は三条寺町東入ルにあります。
創業明治元年、当時あった「湯浅」って財閥の番頭を勤めあげた堀部徳兵衛が
退職後始めた蕎麦屋さん、そば地蔵で知られる 大幸寺の住職より、
そば打ちを 伝授されたとか・・・そんなことはどうでもいいのですが。









お腹が減ってたので僕は「日替り丼セット」、家内は「名物 田毎そば」。
味は文句無しに美味しいです。出汁にしろ麺にしろ、食べ慣れた京風なんで。

帆立貝がのった田毎そばが、名物だという理由は・・・
そもそもここの屋号「田毎」って言うのは、蕎麦の産地信州の棚田に見られる
「田毎の月」から来てるんです。
初代が信州に行った時、その風景の美しさが忘れられず屋号にしたそうです。

だから暖簾にも



田毎の月が図案化されてます。



これは安藤広重の名所図会「更科田毎の月」



もう察しがつきますね。HPより「棚田のひとつひとつに月が映る風景を模した
当店の名物。海苔を田に酒蒸しした帆立貝を月に見立ててネギの香りで味を
しめました。温かいのと冷たいのと趣向もそれぞれに」と言うことです。







京都府庁、なかなか綺麗な建物です。この旧本館は重要文化財に指定されてます。

今年、春の一般公開は3月23日~4月5日まで
観桜会としてイベントもあるようです。




2009.2/28 京都府庁旧本館。

わが輩は・・・・・

2009-03-03 21:11:57 | 京都徘徊記
今日は雪が降りました。三寒四温というか気温は安定しないですが。
土日は暑いくらいでした、珍しく連チャンでオフ(仕事が来なかったってことですが・・・)
相変わらず無計画にうろうろしてました。暖かかったしね。

・・・それはまだ置いといて。

梅宮大社の記事がまだ残ってます・・・



日本最古の酒造の神。子授・安産の御利益で有名だそうです。


ここの楼門は「随身門」って言います。


左右に兵杖を帯びたる神像を安置してある門で、この二神は
豊磐間戸命(トヨイワマドノミコト)、奇磐間戸命(クシイワマドノミコト)です。


境内にも酒樽がいっぱい。それもそのはず
酒造の守護神、酒解神(サカトケノカミ)〔大山祗神(オオヤマズミノカミ)〕の
一家が祀られてます。大山祗神は天照大神の孫にあたります。



子宝の石 ”またげ石”です。
嵯峨天皇の皇后橘嘉智子(檀林皇后)がまたがれたところ、
速やかに皇子(後の仁明天皇)を授かったと伝えられてますが、
これには先に凄まじい伝説があって・・・ささっと紹介すると

ここに祀られている御祭神、酒解神ご一家にまつわるもので
父(酒解神)の娘 酒解子神(さけとけこのかみ)[木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)]とその婿 大若子神(おおわかこのかみ)[瓊々杵尊(ににぎのみこと)]の言い伝え。
結婚して一夜にして懐妊したそうで、夫は貞操を疑い(納得)
身の潔白を証明するため妻は砂の上に室屋をつくり自身の貞節を天地神明に誓い
火を放った(ジャジャァ~ン!)見事その炎の中で無事、小若子神(こわくこのかみ)[彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)]を安産したと言うのです。

この言い伝えを信じた橘嘉智子皇后が社殿の砂を床の下に敷いて後の仁明天皇を出産、安産だったとされている。


橘家一族とゆかりが深いから、橘の木も植えられてるのかな・・・


そんな大昔のことは、このくらいで置いといて、
ここの神社には以前から野良猫が住み着いていて、受付猫が居るとして話題に。
以前に行ったときも見られず、この日も受付には居なかったのですが



何かボロ布の固まりのようなのが横切りました。
・・・ま、まさか あれは猫じゃないやろって物体。





ご、ごめん! 何か気に障ること言ったかなぁ・・・



ここにも居ました。このコはちょっと相手してくれそう。



こうして見ると、ケモノへんに「苗」というより「里」に近いかな。



『なんかおっしゃった!それどういう意味ッ!えっ!えぇ~!』
・・・また怒られてしまった、つーか、近すぎて写らへんし。

ここの猫ちゃん、ちゃんと迷子札つけてました。
付けてないとすぐに保健所行きになるかもね・・・

猫の場合、自由に行動するから人に危害は加えなくても、迷惑をかけることが多々。
猫嫌いも多いですから、年間数十万頭が殺処分されているとか・・・
犬と違い、引き取りもほとんど無いようです。
知らない土地に引っ越す時、そこの町内に猫がいるかどうか見ると良いって言います。
冷酷な人間が居るところでは猫の姿は見られませんからね。

町会長のための野良猫講座
不幸な犬猫をなくすネットワーク

お目直しにマンチカンの可愛い姿を、最後まで見てね



それじゃまたにゃ。2009.2/15。梅宮大社にて

あ、開けてにゃぁ!もう飲みませんから~!