ブログのタイトルを変更しました。
ルイのこともここへ等しく書き記していこうと思っています。
☆そんなに耳が聞こえなくなったのか
母の野辺の送りを今日すませた。
家族だけで火葬にして、収骨し、実家に遺骨を安置後、新宿のホテルで食事をして、それが亡き母への哀悼のささやかな儀式となった。宗教的な意味あいや特別な思想的な背景は何もない。母の遺志であり、ぼくたち遺族の意志の表れである。
これからまだ解決しなくてはならない問題はあるが、大きな山を越えて晴れやかな気持ちで家路についた。
3時過ぎに家に着き、玄関の扉を開けると、シェラがこちらに背を向けて廊下のはずれに寝ていた。難聴がさらに進んでいるのでまったく気づいていない。玄関の棚に置いてあるホイッスルを思いきり吹いてやると、ようやく音には反応したがすぐには背後に立つわれわれに気づかないでいる。
シェラが足早に年をとっていく。寂しいかぎりである。
ルイはケージの中での留守番だった。まったく汚れていなかったのに、ぼくたちが帰ってくると、うれ(嬉しい)ションをやってくれた。ケージの中のトイレの外でである。着替えるのももどかしく、ルイへの呪いの言葉を吐きながら下着姿で始末し、足を洗ってやってからケージに戻すと、ぼくが普段着を着終わるか終らないうちにウンコをまき散らしている。
☆ルイ用の散歩メニューを考えないと
この傍若無人ぶりにほとほと手を焼いている。トイレの中で排泄するのを知らないわけではない。喜び、興奮すると忘れしまうのか、それとも故意なのか、とにかく手間をかけさせる。数日前にはケージに前足をかけ、立ち上がった姿勢で放尿した。
思ってもみなかった犬の立小便に怒るのを忘れて見入ってしまい、笑い転げた。まさしく「わんこの小便小僧」そのものだった。
夕方、家人とともに散歩に出た。休日はいつも一緒に散歩をしているといっても家の近くではなく、クルマでどこかへ出かけ、そこでの散歩ばかりである。シェラのリードを家人が引き、ルイはぼくが連れて歩いた。
最近のシェラは、朝の散歩でほとんど動こうとしない。大小両方の排泄を終えるとしかたなく帰ってきている。それが、家人が一緒だとシェラは信じられないくらい長い距離を歩く。ちょっと腹が立った。
ルイの様子を見て、成長期にあるルイのための散歩をそろそろ考えてやるべき時期にきたのを知る。ルイはもっと長い距離を歩きたがっている。走りたいという欲求もある。まだいったことのない知らない方角への関心をはじめ、外の世界への好奇心の塊と化してもいる。
老犬と幼犬――食べるもののみならず、日々の運動もまた同じようにすませるわけにはいかなくなってきた。
ルイのこともここへ等しく書き記していこうと思っています。
☆そんなに耳が聞こえなくなったのか
母の野辺の送りを今日すませた。
家族だけで火葬にして、収骨し、実家に遺骨を安置後、新宿のホテルで食事をして、それが亡き母への哀悼のささやかな儀式となった。宗教的な意味あいや特別な思想的な背景は何もない。母の遺志であり、ぼくたち遺族の意志の表れである。
これからまだ解決しなくてはならない問題はあるが、大きな山を越えて晴れやかな気持ちで家路についた。
3時過ぎに家に着き、玄関の扉を開けると、シェラがこちらに背を向けて廊下のはずれに寝ていた。難聴がさらに進んでいるのでまったく気づいていない。玄関の棚に置いてあるホイッスルを思いきり吹いてやると、ようやく音には反応したがすぐには背後に立つわれわれに気づかないでいる。
シェラが足早に年をとっていく。寂しいかぎりである。
ルイはケージの中での留守番だった。まったく汚れていなかったのに、ぼくたちが帰ってくると、うれ(嬉しい)ションをやってくれた。ケージの中のトイレの外でである。着替えるのももどかしく、ルイへの呪いの言葉を吐きながら下着姿で始末し、足を洗ってやってからケージに戻すと、ぼくが普段着を着終わるか終らないうちにウンコをまき散らしている。
☆ルイ用の散歩メニューを考えないと
この傍若無人ぶりにほとほと手を焼いている。トイレの中で排泄するのを知らないわけではない。喜び、興奮すると忘れしまうのか、それとも故意なのか、とにかく手間をかけさせる。数日前にはケージに前足をかけ、立ち上がった姿勢で放尿した。
思ってもみなかった犬の立小便に怒るのを忘れて見入ってしまい、笑い転げた。まさしく「わんこの小便小僧」そのものだった。
夕方、家人とともに散歩に出た。休日はいつも一緒に散歩をしているといっても家の近くではなく、クルマでどこかへ出かけ、そこでの散歩ばかりである。シェラのリードを家人が引き、ルイはぼくが連れて歩いた。
最近のシェラは、朝の散歩でほとんど動こうとしない。大小両方の排泄を終えるとしかたなく帰ってきている。それが、家人が一緒だとシェラは信じられないくらい長い距離を歩く。ちょっと腹が立った。
ルイの様子を見て、成長期にあるルイのための散歩をそろそろ考えてやるべき時期にきたのを知る。ルイはもっと長い距離を歩きたがっている。走りたいという欲求もある。まだいったことのない知らない方角への関心をはじめ、外の世界への好奇心の塊と化してもいる。
老犬と幼犬――食べるもののみならず、日々の運動もまた同じようにすませるわけにはいかなくなってきた。