愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

とうとう「しつけ教室」に放り込まれることになった

2012-04-14 22:44:21 | ルイとの日々

☆ふたりきりの土曜日
 2週間苦しんだ風邪がようやく山を越えた。まだ抜けきってはいないがだいぶ症状が改善されたので、来週中には本復してくれそうである。
 今週もルイとふたりで留守番の土曜日だった。朝から雨でどこかへ出かける気にもなれず、家人をクルマで送ったあとは家に戻り、ルイとふたりで過ごした。
 
 こいつの悪ガキぶりにはつくづく辟易した。まさに、悪行のかぎりを尽くすルイである。毎日、会社から帰ってくると家人から聞かされる愚痴がなるほどと納得できた。
 ぼくが怒ると、「やった~!」とばかり喜んで駆けまわるからうかつに怒ることもできない。かといって、無視し、放っておけばますますエスカレートする。
 
 パソコンの修復で疲れ、シュラフを引っ張り出してもぐりこんだ。マミー型なのでちょうどミイラのようなかっこうになる。見慣れないぼくの寝姿にルイが足のほうをしきりに噛んでいたが、そのうちぼくが寝てしまったのでルイもちょっかいをかけなくなった。

 病み上がりで疲れがでたからだろうか、束の間の仮眠のつもりが2時間あまり爆睡してしまったようだ。ルイの散歩と夕飯の時刻が過ぎて6時近くになっていた。家人を迎えに向かわなくなくてはなならない。急いで夕ご飯を作ってやったのに、ぼくの出かける支度を見て三分の二ほどで食べるのをやめて玄関にいってしまった。


☆圧倒的に不足している運動量
 家人は、ルイを「しつけ教室」に入れるつもりですでに予約をすませている。そこまでしなくても思っていたが、一日一緒にいてぼくも「しつけ」の必要性を痛感した。本来なら、飼い主がしつけてやるのがいいのだろうが、シェラを連れてきたころと違って、もはや自分の根気に自信がもてない。手っ取り早く、教室に入れて教育してもらうほうがありがたい。
 
 ひとつには、コーギーという犬種がもつ運動量を消化させてやれないことも一因だろうと思う。絶対的に運動量が足りていない。もっと、走りたいのだろう。そんなストレスやら、屋外で遭遇するさまざまな事象代わりに家の中でいたずらして刺激を呼び込んでいるのではないかとぼくは思えてならない。
 
 やっぱりコーギーはフィールドにこそふさわしいわんこなのであろう。
 昼間は牛を追い、夜は納屋でネズミの番をするような働きものなのである。このブログで何度も書いてきたが、ひたすらおとなしかったむぎでさえ、キャンプへいくとテントの周囲をパトロールしたり、テントの出入り口から半身を外へ出して番犬をやっていたくらいだ。


☆破壊獣のルイがどこまで変われるのか
 ルイのしつけ教室は予約が詰まっているため、5月の半ばまで待たなくてはならない。どんなわんこになって戻ってくることだろう。
 シェラのときは苦労せずにしつけができた。「つけ」など一回で憶えてくれた。むぎはぼくが何もしなくてもシェラを見て憶えてくれた。唯一、「つけ」だけがぼくの左ではなく、右についてしまったけど。
 
 そんなことを思い出しながらルイを探すと、ぼくの足元で横になって寝ている。いたずらせずにこうやっていてくれると実にいい子なのだが……。
 やがて、いたずら小僧時代を懐かしむ日がやってくることも承知している。悪ガキのルイの現在(いま)を、あとひと月かもしれないけど、ぼくはせいぜい楽しんでおこうと思う。
 
 来年のいまごろは、「おい、ルイ、もっとなにかやれよ!」と、ぼくが逆にルイにいたずらをそそのかしているかもしれない。
 いや、3歳を迎えるまでは、なんとか突貫小僧ぶりが健在だろうと思う。しつけ教室のおかげで「破壊獣」の皮を脱いでくれればそれでいいと思うのだが、そう都合よくいくかどうか、あまり当てにしないでおこうと思う。


ようやくサクラは咲いたけど

2012-04-10 20:03:45 | ルイとの日々

☆いまだ風邪が本復せず
 最悪の週明けを迎えた。先週からの風邪がまったく好転しない。医者からもらった薬はほぼちゃんと飲んでいる。喉の炎症は収まったらしいが、咳はひどくなるし、声もちゃんと出ない。ミーティングなどでの発言に支障が出ている。少ししゃべると咳こんでしまう。

 月曜日の朝、再び会社近くのクリニックを訪ねて診てもらった。もう一度、5日分の薬をもらったが前回と同じではない。今度の薬が効いてくれることを祈らずにはいられない。

 それなのに、昨夜はベッドに入ると咳がついてしまい、ずっとウトウトコンコン、ウトウトコンコンの連続だった。さすがに午前2時過ぎに起きて咳止めの薬を飲んだ。
 劇薬なのであまり立て続けに飲まないほうがいいらしいのだが……ま、飲んでしまった。しばらくしてようやく眠りについた。朝はケータイのアラームが鳴ったのも気づかなかったほどだが、15分遅れで無事に起床できた。


☆この道はいつもきた道
 今年は春が一気にきた。ツバキがまだ残っているし、レンギョウとユキヤナギが競演し、コブシは散ったがモクレンが美しい。花ではないが、今朝、会社の近くのメタセコイアの並木では枝に若葉が芽吹いているのを見つけた。

 土曜日はまだそれほどではなかったサクラも、日曜日の晴天と暖かさで一気に開花の速度を早めた。ぼくの家の近所はサクラの並木道がたくさんある。日曜日は家人がお店のスタッフとのランチ食事会を予定していたので、彼女を会場のレストランへ送ってからルイと家に戻り、そのあとふたりでサクラ並木の道を歩いてみた。

 まだシェラやむぎが元気だったころ、何度か歩いた道であり、出かけたサクラ祭りである。いま、同じ道をルイとふたりでたどってみると、あらためて寂しさが迫ってくる。そのたびにルイに声をかけ、たがいに見交わしながら歩いた。


☆窓外の人出に興奮するルイ
 サクラ祭りの会場となっている恩田川のあたりはうんざりするほどの人の波だった。冬がひときわ寒かった今年は、みんながどれだけ春の到来を待っていたのがわかる。むろん、ぼくもまたそのひとりではあるのだけど……。

 正午をはさんでの往復1時間ほどの散歩は、その距離よりも暑さでルイは疲れたはずだ。それでも歩き通してくれて、すっかり成長したことを実感した。
 散歩に出る前、同じサクラ並木をクルマで通った。ルイが興奮したのは、サクラがきれいに咲いていたからではなく、歩道にルイがびっくりするくらいの人出だったからである。

 シェラもむぎも雑踏を歩くのを嫌った。だからお花見以外はできるだけ人混みを避けていた。ルイはシェラやむぎほど如実に雑踏をいやがったりはしないが、興味しんしんでいつだれに跳びつくかわからないので気が抜けない。お花見どころではないのである。
 来年のお花見は、もうちょっとのどかな気持ちで歩けることをひたすら祈ってしまう今年の春である。


ルイとぼくの冴えない日々

2012-04-06 22:48:20 | ルイとの日々

暴れ過ぎて、「ああ、疲れた……」と座り込む

☆不覚にも大風邪をひいて…
 今週のはじめから風邪を引いてしまって精彩ないことおびただしい。といっても、風邪を引いたのはぼくであって、ルイのほうはますます悪ガキ度を高めている。
 精彩には欠けるが、毎朝、ルイの散歩をすませて、会社へは出ている。休みたくても世間の多くが年度はじめ(ぼくの会社は7月が年度はじめだけど)のせいか、何かと用事がある。

 早めに帰ろうと思っているけど、やっぱりいつもどおり6時過ぎに会社を出る繰り返しである。夜のおつきあいと重要でないミーティングは来週に延期してもらった。おかげで、来週はかなり予定が詰まってしまった。
 家に戻ると、着替えてから食事をし、ルイの遊びにつきあってやるけど、長続きしない。せいぜい30分、長くても1時間で睡魔に襲われてくる。風呂へ入れればいいほうで、ベッドへ直行のほうが多い。
 風邪薬眠気を誘うのだが、ふだん、睡眠時間が足りていない分、こういうときにツケがド~ンとくるのかもしれない。おかげで今週は睡眠をたっぷりと取っている。

 ルイのやんちゃは相変わらずだが、少しずつおとなしくなっているように思える。家人は、「とんでもない!」と即座に否定するが、精神的な成長にともなってやんちゃぶりもほんのわずかずつだけど確実に変化の兆しを感じる。
 体力、知能、学習能力ともに成長を遂げた結果、勢いに任せた暴れん坊から、やってはいけないこと、やると損すること、とーちゃんにはかなわないことなどを覚えつつある。ひと言でいうと服従心が見えはじめている。


こんなかっこうでごまかしながらほんとうの狙いは別にある

☆ルイが苦手にするものがわかった
 月曜日だったか、家人が、「ルイの苦手がわかったわよ。輪ゴムを怖がるの」というので、さっそく指に輪ゴムを巻いて見せると目を細めて逃げていく。ぼくも家人も輪ゴムでルイを撃ったことはない。これはてっきり、せがれがルイを輪ゴムでからかったに違いないと思った。しかし、大風が吹き荒れた水曜日に早退してやってきたせがれは、「そんなことするわけないだろう」とキッパリと否定した。
 ゴムでパーンとやられたら痛いーーそれを洞察できるだけ成長したということであろう。

 一方で、体力がアップしたために暴虐ぶりまでひどくなったことがある。一瞬にしてソファーの背もたれを破き、中綿まで引っ張り出してしまった。家人が目を外したほんのわずかな間だったという。
 かつて、シェラがかなり高価だった革製のソファーをダメにしたことがある。シェラの晩年の何年間かのしわざである。そこに寝ようとする旅に、ちょうど地面に穴を掘るイメージで引っかいていた。さすが革製だけあって破れることはなかったが、革がたるんでしまい、当然、傷まみれになってしまった。

 次に買った現在の安物のソファーは布製だったからかシェラの狼藉は陰を潜めた。ここでシェラが寝ているのを見たことがない。いまとなっては、ぼくが毎晩のように爆睡している安息の場所であるというのに、ルイが一瞬にして廃棄物に変えてしまった。とうてい修復は不可能なほどの破壊を受け、近々、粗大ゴミでおさらばとなった。


パソコンに向かっているぼくに自分のおもちゃをくわえて攻撃してくる


☆精根尽き果てるまで遊ばせてやりたい
 知恵が付いたためにいたずらも狡猾になりつつある。粗大ゴミにしてしまったソファーには厚手の布を掛けて破れが箇所が見えないようしてあるが、ルイはさらにメタメタに破り、中のアンコを引っ張り出してやろうと虎視眈々と狙っている。何気ないそぶりでソファーに上がり込み、ぼくや家人が油断した隙に一気にソファーに襲いかかろうというわけだ。現に一度、目の前でそれをやった。

 もうひとつ、いまだ無傷のひとり掛け用のソファーも危機に瀕している。背もたれについているボタンのような飾りを食いちぎってやろうと狙っているのである。このソファーにも何食わぬ顔で座り、ぼくたちの目が逸れる瞬間を待っている(写真2枚目)。

 何か悪さをして、家人から怒られ、ぼくから「こらぁ~!」と怒鳴られるのがうれしくてしょうがないらしい。それをわかっていながら、いまなおぼくは、いたずらするルイに、「こるらぁぁぁ~~~~~!」と怒ってやる。瞬間、スイッチが入ったルイが走り出すのはいうまでもない。
 ぼくの風邪を本復させ、そんな遊びでルイが精魂尽き果てるまで遊べるようにしてやらなくてはと思っている。

 とはいえ、いまこの瞬間も最後の写真のようにルイの「遊ぼうぜ!」攻撃にさらされ続けたままである。