いくぶん蒸し暑いものの、9月にしては涼しい日が続いいている。
とはいえ、朝も夕方も、ルイの散歩には雨の用意が必要だった。出かける直前まで、煙るように雨が降っていたからだ。
腰のナスカンに折り畳みの傘を提げて出た。ルイの雨具は持たなかった。
もし、雨が降りはじめたらすぐに引返せばいい。大粒の雨はまず降らないだろう。
朝も夕方も、幸いにして散歩の途中で雨は降らなかった。
9月もなかばとなっているのにひどい天気が続いている。ほとんど太陽が出ていないからだ。きっと農家は大変だろうなと思う。
サルスベリもムクゲも、花が散りはじめた。
陽気はもう秋だ。凉しさにワンコたちもさぞや楽だろうと思うのだが、どうやら人間が感じるほどではないらしい。
ルイはすぐにヘバってしまう。とくに夕方は散歩途中での呼吸も苦し気だ。
この涼しさは、皮膚呼吸のできる人間の感じ方であって、それができないワンコは思いのほか暑いのかもしれない。
ヘバっているのはルイばかりではない。散歩の途中でルイのようにヘタりこんでいるワンコをよく見かける。
やっぱり9月はまだ夏の名残りがワンコたちを苦しめているようだ。
カラッと乾いた本当の秋がくるまでの辛抱だろう。
もうすぐだ。
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