今日、雪国の友達から
久しぶりの手紙が届いた。
今年は例年にない大雪で、
かなり難儀をしているようだ。
屋根の雪を放置しておくと
頭の上に思い座布団を置かれているような
そんな感じだそうだ。
そして、少し暖かい日があると
屋根からドドーンと大音響をたてて
雪が滑り落ち、
家が震度2くらい揺れるんだそうだ。
こんな雪の多い冬は久しぶりで
いつも天気予報を見ながら
雪のない暖かい大阪に住んでる
doironさんがうらやましいと
そこには書かれてあった。
ま、もちろんそんなことで
手紙を書いてきたわけではなく
このたび、息子が事業を継ぐことになったとか
孫が出来たんだとか
そういう近況が手書きで書かれていた。
ほぼ同じ歳の友人だ。
息子が仕事を継ぐ、
そういう世代になったんやなあ、と
久しぶりの便りで、返信も長くなりそうだ。
メール全盛の時代に
お互いのメアドも交わさず
こんな手紙をやり取りする
貴重なアナログ友達だ。
もちろん、こちらもワープロではなく
手書きの返信をしようと思っている。
そうそう、その友達には
doironの字は「味がある」ってよく言われるんですわ。
わかってるよ、下手だとはいえないから
苦し紛れのほめ言葉だって。
日本語はよく出来ているもんね。
同じ意味でも言い方で
「けなし」になったり、「ほめ」になったり。
例えば
色の黒い人には「健康的やな」
変人には「個性的やな」
まずい料理は「独創性があるな」
みたいなね。
ま、それはさておき
その友達への返信の最後には
こう書こうと思っている。
「雪国の雪がとけてちょろちょろ雪解け水になって
流れ始める頃、ぼくは今の職場を退職し
新しい春を迎えることになります。」