今月は親父の入退院や
今年世話人をしているお寺の檀家回りもありました。
ここ15年で初めて皆生に行かずに
長野でバイク三昧の休暇を過ごしたり、
グーの手術もあったりと、
本当にめまぐるしくいろいろとあった7月でしたが、
何より新しい仕事が始まったのが、
今月最大の出来事でした。
さて、その仕事なのですが、
まずは3本の仕事をこなしました。
仕事の数を一本、二本と数えるのは
傘張り浪人とフリーライターくらい?
あ、芸能人もそうかな。
うち、ひとつはなんと
某市と某市の二人の市長インタビュー記事。
前の職場でも市長のそばにいた時代があったから
なおさら思うんやろうけど、
首長にもなろうという人は
やはりオーラが出まくりやね。
小1時間、全然こちらが話題作りに困ることもなく、
滔々と自分のペースで語り、
自分の世界に引きこまれそうになりました。
もちろんボイスレコーダーも許しを得て、置いてありましたが、
市長の声は頭の中にもどんどん響いてきましたので、
そんな膨大な言葉を元に
原稿用紙4~5枚程度の記事に仕上げるのに、
わざわざ音声を再生する必要はありませんでした。
頭の中に居座っているお二人が話し続けてくれるからです。
そうしてそれぞれの市長の思いを、
ニュアンスや雰囲気を損なわないように
言葉にしていきました。
それが先日、記事確認で渡してあった両市から
何とかオッケーが出まして、
記事がやっと完成。
ようやく仕事はひと段落となったわけです。
そうそう、この記事作成の段階で
出版社の方から「編集後記は署名記事でもいいよ。」
と言われてしまいました。
二本目の仕事で、署名記事が書けるなんて
フリーライター冥利に尽きるというものです。
ここは喜んで記事の末尾に(doiron)と
入れたいところですが
まだ新米ということもあるし
いきなり最初の夢がかなうというのも
どうかと思って、署名は(道)だけに
とどめておきました。気弱なぼくちゃん。
もう一本の仕事は先日書いた通りで、
最後の一本が、
なかなか表現しにくい内容を
誤解を受けないようにわかりやすく伝えるために、
プロの力をお借りしたいといわれて
発注していただいた仕事です。
なるほど、あまり情緒的に書くと
読み手に誤解され、
事務的に書きすぎたら
素晴らしさが伝わらないという微妙な記事でした。
でもプロにお願いしたいなどという言葉をいただいたからには
気合を込めて書かないといけません。
わずか原稿用紙1枚半という制約もあって
苦労しましたが、
3時間もかけて何とか完成。
校了の最終日になってようやく
オッケーをいただきました。
しかしねえ、
これだけの仕事に
こんなに神経をすり減らして、
時間を使って、
この先やっていけるかなあ。
そのへんがちょっと心配やな。
ほかのライターさんがどうなのか
聞いてみたい気もするけど、
聞いたら聞いたで
そんな仕事はチョチョイのチョイやで
なんて言われてショックを受けたりしてね。
ま、親切丁寧に、
ホッとする言葉で、
ホットな話題を
という信条を忘れずに、
精一杯自分を信じてやっていくほかはないようです。