車道と歩道の合間に敷かれた
自転車道を走っていると
doironより少し年配の
定年退職者風の人が
マウンテンバイクに乗って
所在なさげに走っていた。
そういう姿を見ると
「暇をもてあましているんやろなあ」と
自分のことは棚に上げて
ついつい同情してしまいます。
同情するなら、年金をくれ、なんてね。
そんな高齢者と抜きつ抜かれつしながら
自転車道の終点まで行きますと
おや~、山方向へと涼しそうな並木道が
手招きしているじゃありませんか。
一気に心の羅針盤が動きました。
いいんです!北じゃなくても
北へ、北への呪縛から解放されました。
脱北というのでしょうか。
それにしても
こんな桜並木は毛虫の季節は大変でしょうねえ。
すずしい並木道を抜けると
今度はその先にトンネルが見えました。
いつも通っている26号線の下に
こんなトンネルがあったなんて・・・
もちろんくぐってみたのは言うまでもありません。
いつも、穴があったら入りたいと
恥ずかしく生きているdoironですから・・・
高さは2.3m
大丈夫。ほとんどの人類は通り抜けられます。
落書きのないきれいなトンネルでした。
そして、トンネルを抜けると
そこは、
雪国・・ではなく
まだ高石市ですから~。
住宅街を抜けていきますと
田んぼのふちに沿って、今どき少なくなった
里道(りどう)らしい里道がありました。
そこをギコギコ進んで行きます。
コースは興味の対象に引っ張られて
無秩序に変化します。
その先で、JRの踏切に出ました。
電車が来ないうちにっと渡りそうになったとき
ふと、踏切の名前が目に入りました。
高石街道
信太高石線と紀州街道の交差点から始まって
和泉街道へとつながり、太子町の叡福寺方面へと
つながっていく街道です。
しかし街道はやはり歩いていきたいじゃないですか。
なので、ここは道を横切って
自宅方面である
南の方に向かいました。
少しだけ山の方面へ入っていくと
小栗街道に出ます。
どうです、この風格。
やっぱり小栗街道=熊野街道は
長い長い歴史の中で
人々の足に踏み固められただけのことはあります。
ここはまだ未踏の部分なので
秋には歩きたいと思っているので
写真を撮って横切るだけにして
さらに山方面に向かいました。
閑静な住宅街で、雰囲気の好きな
鶴山台の中で道に迷い
ウロウロしてしまいました。
道も微妙にカーブをしていますので
方向がよくわからなくなり
太陽の位置で方向を推測しながら
何とか知っている道に出て
家路に向かったdoironなのでした。
近所には、こんなジダン親子のいる公園が・・・
て書いても、世間の人には
「いや、どう見てもdoironじゃん」
て言われそうですけどね。
真夏の炎天下、
ブラリ、ママチャリの旅の途中で
すれ違ったのは夏休みに入ったばかりで
生き生きと真っ黒けになって遊ぶ
大勢の子どもたちでした。
そして唯一すれ違った知り合いの大人が、
同じくママチャリをぶっ飛ばしている
皆生入賞経験のある
N西クン
一瞬の擦れ違いでしたが
かなり身体は戻りつつあるようでしたな。
それにしても、急に思いついた
ママチャリの旅。
ブラリギコギコ走っていたら
前からくる風が気持ちよかったなあ。
夏はしばらくこれがいいかもしれません。
新しい遊びの予感をはらんで
変なテンションで綴った
真夏のブラリ、ママチャリの旅。
これにて終了です。