スタートは宝塚。
JR、阪急と乗り継いで
約1時間半で阪急の駅に着きました。
意外に遠いものです。
用意していった昼食と
駅中にある阪急のコンビニ
で買ったおにぎりを、
ハーフマラソンスタート会場裏の
武庫川の河原に座って食べてから出発することにしました。
この武庫川の下流が
例の事故現場です。
よくぞ、この時を迎えることができたものだ
とあらためて感慨深いものがありました。
歩き始めるとすぐに、
今年100周年を迎える
宝塚歌劇の劇場がありました。
歩道を歩いている人の中には
ヅカガールも散見されましたぜ。
手塚治虫記念館を左に折れて
道なりに山の方へ登って行くと、
有馬街道に出ます。
大きく分けて3本あると言われる
有馬街道の中でも、この道は
摂津から有馬へ向かう最も歴史がある
と言われている道です。
それだけにこんな地蔵なんかも
ところどころにありました。
歩きなれた街道によくある景色ですね~
道は山すそをくねくねと、
そしてアップダウンを繰り返しながら進み、
まもなく「清荒神(きよしこうじん)」の参道に到着します。
清荒神へはここを左折して、
山方面に登って行くことになります。
石標には「日本第一 清荒神霊社」の文字が刻まれていますねえ。
参道の途中には、店がいくつも並んでいます。
おお~こんなのもあるのですね~「づか乙女」。
華やかな和菓子です。
また、お蕎麦屋さんも数多くあるところは
石切さんの参道とよく似ています。
少し汗ばんできたころに
こんな横断幕がありました。
まだここから950mあるそうです。
普通に歩けたとはいえ、
高齢だった両親には
少なからずしんどい道だったでしょうねえ。
右側から合流してくる道が巡礼道です。
帰りはここに入っていくことになりますが、
いまは清荒神をまっすぐ目指します。
店の前に掲げられたこんなユニーク看板を見ながら進んでいくと、
禊(みそぎ)橋に出ます。
昔はこの下を流れる荒神川の水で
身を清めてから寺に参ったそうですが、
今はこの橋を渡ることがみそぎになるんだそうです。
ありがたや~。
奥の清澄寺本堂には、
右に申年生まれの人の御本尊である
大日如来がおられます。
doironが申年なので、
両親も毎年詣でていたそうです。
重ね重ねありがたいことです~
そして左の奥には清荒神王がおられます。
doiron家の台所にある小さな三宝荒神さんに
祀ってあるお札も毎年両親が正月に
ここでいただいてきたものでした。
最近はその風習も途絶えていたので
今回はdoironがいただいてきました。
本殿の裏には「荒神影向の榊」があります。
はい。
ここで問題です。
「影向(ようごう)」とはなんでしょうか。
記憶のいい読者の方なら覚えておられるでしょう。
今年の3月17日のブログに、
堺市の開口神社にあった
「開口大神影向の石」を紹介した時に書きましたね。
「影向」とは神や仏が姿を見せずに現れることなんですね。
・・・よくわかりません。
その影向の榊がこれ。
しっかりお参りをして山を下りることにしました。
元来た参道に戻っておりていきますと、
来るときには気づかなかった
「白蛇」さんがおられるお店がありました。
「写真撮影可」とわざわざ書かれていましたから、
折角なのでご紹介しておきましょう。
これが小さい方の「ちまきちゃん」。
そしてこれが大人の「おもち丸くん」です。
いずれも食べ物にちなんだ名前なのはなぜでしょう。
その先で道は蛇の舌先のように二つに分かれ、
一方は元来た道へ、
そしてもう一方は巡礼街道へと入っていきます。
次に目指すのが、丹後に次いで二つ目の
「売布神社」です。
鳥居の形はどうなのか、主祭神は誰なのか、
その由来は?
ネットで調べれば出てくるのでしょうが、
あえて下調べはせずに、行くことにしました。
続く