今が盛りのヒラドツツジが咲き乱れる景色の中、
巡礼街道の案内板を見ながら進んでいきます。
お、新手の案内かと思ったら、
住宅の名前でした。
それにしても「アパルトマン」とは、
大家の律儀な性格が垣間見えるような名前ですね。
売布神社を出てしばらくは、
池沿いの広い道の歩道を進みますが、
やがて住宅街に入ってゆき、
こんな手作り看板に導かれていくことになります。
この日はお天気も良く、絶好の歩き日和でした。
道のマンホールのふたがこれ。
「スミレの花咲く~♪」でおなじみの
歌劇がある宝塚ならではのデザインですね。
そんな足下や途中のこんな神社も
チラ見しながら歩いていき、
ようやく中山寺に到着しました。
ここは、聖徳太子が建立した寺で
西国三十三か所の第24番札所となっています。
昔から安産の仏様でよく知られるところです。
山門をくぐると、
本殿までの参道わきに、
干支にちなんだ仏様が祀られていました。
申年の大日如来様が、
清荒神に続いてここにもおられましたので
お参りをしておきました。
最後に本堂にもお参りをして
巡礼の締めくくりをしておきました。
さあ、これで巡礼街道は終わりです。
あとはジダンに教えてもらった風呂に行き、
ご褒美のビールが待っています。
線路を越えて176号に出て東進すると・・・
見えてきました。
「宝乃湯」です。
駐車場の片隅に沸いている源泉は、
あの有馬温泉と同じ成分だそうです。
ということは、日本三名湯のうち、
今年は下呂と有馬に続けて入ったことになります。
こうなったらもう一つの名湯である
「草津温泉」にぜひとも行かなくては
と思っているdoironです。
とりあえずテルマエロマエⅡで
勉強しておきましょうかね。
温泉にはじっくり味わって入りました。
どちらかというと、銀泉寄りの有馬の湯でしたね。
GW最終日ということもあって、
明日からの仕事に備えて英気を養っておこう
ということで、駐車場もいっぱいだったから
大混雑を予想したのですが、
湯船は意外にすいていました。
のんびりと露天風呂につかることができました。
風呂を出たらお待ちかねのビールです。
風呂の建物内の食堂は高級そうなので、
入るときにちらっと確認してあった
外のお店に行くことにしました。
そこで、これを購入。
気持ち良い風呂上りの
風に吹かれながらいただきました。
読書、歩きと同じような趣味の親父ですが、
さすがに糖尿を抱えているだけあって、
こんな楽しみ方はしなかったと思います。
う~ん、とりあえず親父を越えたかな?
こうして春の一日、
親父がかつて歩いた巡礼の道を歩いてきました。
その時聖地で親父は何を思っていたのか、
もう聞いても覚えてはいないようです。
同じ道を歩いて、同じ聖地を訪ねても、
祈ることや感じることは
人それぞれに異なります。
人は皆、それぞれの人生という名の巡礼道を歩いているのですから。
ゴールデンウィークの最終日に歩いた
ゴールデンウォークでした。
このシリーズ終わり