ここへ来るまでに
穴太衆の石垣をこえてきました。
そして出てきた
比叡山高校の学生が帰宅していく
せせらぎの道の片隅で、
ランチをしましょう。
この日はお弁当と、味噌汁ですねえ。
いやあ人がたくさん通っている横で
飯もなかなか大変ですねえ。
写真を撮るのも忘れて
しっかり食べてしまいました。
もぐもぐ、ぱくぱく
いやあ、でもやっぱり
歩いてこういう屋外で
食べるお弁当は最高ですねえ
さあおなかもふくれました。
ではまた歩き始めましょう。
ここからせせらぎ道を
まっすぐ下っていけば
JRの坂本駅に出ていくのですが、
大鳥居のある交差点のところで
右折していきましょう。
この辺りが作り道といわれるところです。
東海自然歩道でもあり、
昔からの商店が並ぶところです。
入り口近くにある蕎麦屋さんは
昔からのお店で、店の建物も
登録有形文化財だそうです。
ああ、今お弁当を食べたところですから
大丈夫ですが、それとなく
お蕎麦のいい雰囲気を感じそうなお店です。
おみやげの「さるや」、
塩の「大文字屋商店」などの店が
続いて行きます。
あ、ショウキさんの付いている
壁もありますねえ。
ここが福成神社といいます。
日吉神社の末社の一つだそうです。
由緒はよくわからないそうですが、
神社名が何となく商売が
うまくいきますようにという願いが
こもっているような感じがしますねえ。
ここの「毘沙門天王」の石碑の
上がっている道が、
先ほど日吉東照宮から
下ってきた道となります。
ここには西国三十三カ所霊場の
石碑も立っていますねえ。
そうですねえ、間もなく我が家では
四国八十八カ所の絵画展をやりますが、
この西国三十三カ所の絵画展も
完成したらやりたいですねえ。
今度はもう少し大き目の
絵でもかいてねえ。
そしてここが、地域の案内本にも
書かれているパン工房です。
西洋軒といいまして
どんな調理パンも
110円の看板が上がっていました。
もし歩きに行くならここで
弁当代わりのパンを買うのも
お昼ごはんのひとつの手ですねえ。
500メートルくらい
こういう通りを歩いていきますと、
左の大きく広がる道が現れてきます。
コースはここを曲がって
今度は東の方、すなわち琵琶湖の方を向いて
歩いていくことになります。
遠くにびわ湖の水面も見えていますねえ。
この道辺りにはあまり
お寺とかはありません。
こういう地蔵さんなんかを
眺めながら進んでいきますと、
踏切に出ます。
これが京阪電車の踏切で
そこに「松ノ馬場駅」があります。
大津からはこれに乗って
やってきても良かったかもしれませんね。
その踏切を渡ってさらに進んでいくと、
散歩の案内本にも登場する
カメラ屋さんがあります。
「必撮写真ビデオ」
と書いてありますので、
お店を移しておきました。
こんな番犬が店番してますし、
その近所のお家では
家の壁がこんな風になっていました。
いやあ、本当に必撮でしたねえ。
そのさきでくぐる大きな高架が、
先ほど乗ってきたJRの高架線ですね。
ここからまださらに
琵琶湖の方へと下っていきます。
その先に道の両側に神社の
ある所に出てきます。
まず右側が「両社神社」です。
となりにある神社と同じ構造の建物で、
いずれも広島藩主浅井氏によって
現在の社地に移されたんだそうです。
ただ酒井神社の方は面白い歴史が
残っていて、下坂本のお堂にある石から
酒がどんどん湧き出してきて、
その石を祭神としているんだそうです。
まあ、それにしてもお堂が
付き合わせの位置にあるというのは
ちょっと珍しい感じでした。
その二つの神社の先の信号のところから、
コースはいったん
右の方へと回っていきます。
この辺りは旧町名を「大道町」といいます。
坂本城が廃止になった時に、
そのお堀を埋めて北国に通じる
大道を作ったところから
こういう地名ができました。
それを説明する石碑が一つ
ポツンと立っていました。
続く