絵の展示会の方は
他の二団体さんの見学も
無事に終えることができました。
個人さんも含めて
みなさん、きて楽しんでくれて
doiron家は最近とてもにぎやかです。
ありがとうございます。
こちらの方もまた日を改めて
報告することにします。
とりあえずは九州旅行を
続けて書いていきます。
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この霧島の観光案内所には
足湯と
面白いものがありました。
それがこれ。
温泉の蒸気で蒸した食べ物を
作って売っているところですねえ。
店番のお姉ちゃんに
「これはここに蒸気がわいてるの?」
と聞くと、
「いいえ~建物の裏で湧いている蒸気を
ここまでパイプで引いてきて、
ここに流し込んでいるんですよ」とのこと。
う~ん、光熱費のいらない
いい商売ですねえ。
ここでソーセージを買いました。
味はというと、う~ん、
温泉のにおいもあまりない
普通のソーセージでしたなあ。
さあ、ではナビを蒲生八幡神社に
セットして向かって行きましょう。
ここにはえているのは
日本一のクスノキ
という巨大木ですから、
近づいて行ったら頭上に
見えるのかなあ、なんて
思いながら走って行きます。
やがて車が走っているのは、
もう蒲生というところに
なったのですがよくわかりません。
日本一の大クスや武家屋敷みたいな
案内がありますねえ。
まあ大阪市内のクスノキだったら
遠くからでもわかるけど、
こういう田舎のクスノキは
山の景色なんかに紛れてしまって
よくわかりませんね。
そしてナビはもうここですよ
という案内になりました。
そこが蒲生の観光案内所の駐車場。
目の前に蒲生八幡神社の
入り口が見えています。
さっそくそこからクスノキに
会いに行きましょう。
入り口のところにある
「蒲生小学校」の肛門脇を
横に見て入っていきます。
クスノキは?というと、
おおありました。
これが蒲生のクスですか?
でもこれだったらdoiron近所の
神社の木より細いんじゃないですか。
昭和63年に行った国の調査では、
決められた法則にもとずいて首回り、
すなわち幹の胸のあたりの太さが、
24.22mと日本のどのクスノキよりも
太い幹をしていることが
分かったとありますが、
間違いなんじゃないの?って感じです。
それもそのはず、こちらが見誤ってました。
そうして見間違える人が多いのでしょう。
木の下には注意書きが建てられてありました。
この木ではなく、もう少し奥の
本殿の横にある木、
これが蒲生のクスなのです。
いやあ、確かにでかい。
しかもあの大阪の薫蓋楠のように
木の形が横に細長いとか
そういうことではなく、
きれいに丸い形をしています。
木の下部はコケに覆われていたり、
表面に別の木が生えていたりします。
いろんな命と共存している
というか育てていたりするんですねえ。
裏側に回ると、木にこんな扉が
ついており、何でもこの木の内側には
8畳分くらいの広場があるそうです。
ただねえ、木が大きくなりすぎたんでしょう。
木の上部の方が切り詰められている
ような感じやね。
枝を広げて風に揺れる枝々を
先の方まで支えきれなかったんでしょうねえ。
樹齢600年の曽根神社の木よりも
もしかしたら背が低いかもしれませんね。
樹齢は1500年。
1123年に蒲生の人が
ここに八幡神社を設けたときには
すでに神木としてここにあったそうです。
伝説的にはあの和気清麻呂が
地面に突き刺した杖が
地面に根付き成長して
蒲生のクスになったそうです。
また他の伝説では、
愛し合った二人が引き離され、
お互いの地に植えたクスが
この蒲生のクスと
出水のクスだという説もあります。
まあ樹齢とか見ても
おかしいかなと思いますが、
それぞれの木の樹齢も確かなものではないし、
まあそもそも伝説ですから
危うき話ではあるわけです。
doironは頑張ってこの蒲生の
クスの写真をいっぱい取っておきましたが、
ふと気づいたら自分の足元に
こんなナナフシがはっていました。
いやあこの虫も蒲生のクスの中で
生まれてきたのかなあ。
巨大な命の前で、
擬態でかくれようとする小さな命。
生きるって大変なんやなあと思いつつ、
続く