昨年から小学校に行き、
安全について講習会を開いている。
これがねえ、やはり大変なのだ。
行くとなれば事前に準備もし、
話す内容を頭にストーリづけておく。
小学生相手でもいやあなかなか大変です。
なぜこんな夏休みの期間中に
安全の講習会を開くのかというと、
段取りがとてもつけやすいのです。
話を聞いてくれる相手は
地元の市では「仲良し学級」といって、
いわゆる学童保育の子どもたちです。
その教室に行き話をしにいくのです。
この学校関係者たちは
とても親切に我らを
迎え入れてくれますね。
なので我々も安全について
しっかりお話をし、
子どもたちの理解を深めて
もらうようそれなりに
努力をしていきます。
先日は、この夏二回目の講習会でした。
地元の海辺沿いの小学校の
仲良し学級に行きました。
ああ~この学校は友達の孫も
通っていて仲良しにいってるみたいです。
こんな話をやりますからね
とメールを送ったら
「残念!その日は休みを予定している日です」
とのこと。
残念でしたあ。
そもそも、この日はdoironが
講習を行う予定ではなかったのですが、
その講義役に当たっている人が
携帯に電話してきて
「今日は急な用事でいけません」
とホザくじゃなかった、
言ってくるという
おさぼりメールが届いたのです。
うぇ~、どうするのと考えていたら、
担当の市役所の人が
「doironさん、代打でお願いします」
とのこと。
え~高校野球じゃないんやでえ
とかいいながらも、仕方がないので
急遽講師になることになりました。
いやあ原稿も何もなしで
50人くらいの子どもらの
前に立ち話し始めます。
どんな内容のことを話すのか
事前に用意をしているわけではありません。
用意してあるビデオを
一緒に見ながらいきなり話を
進めていくほかありません。
え~まずビデオに空撮の町が写りました。
ん?ここはどこ。
こんな時は普段のほっつき癖が
役に立ちますねえ。
あああの交差点の角にお店がある
この小学校近くのあの場所やなあ。
では「みんなさあ、いまビデオに写っている
交差点はどこだと思いますか?」
するとやはり子どもには
近所なので分かるようです。
「おっちゃん、知らんの。OO君の家の近くやん」
とか言うてきはります。
そんなやり取りをしながら、
わいわいと話を進めていくのです。
予定は30分間でしたが、
使ったのは35分間。
まあまあでしたね。
受けてほしいところはうけたしね。
こんな人相の悪いおっちゃんが
安全について語るという
変な講習でしたが、
まあやれやれです。
ここはお家からはちょっと遠い
学校でしたのでまあ普段
この子どもたちに会うことはないでしょう。
でもねえ、今年の一回目に
やった学校はすぐ近くの学校でした。
近所にはスーパーもあり、
たまにはそこに買い物に行きます。
そしたらさあ、先日doironの顔を
知っている子がいてスーパーで
「こんにちは」といわれてしまいました。
え~誰?どこの子?と
考えていたのですが、
思い浮かびません。
きっと、あの講習会に
参加してた子だったんでしょうねえ。
こんな覚えにくい顔なのに
覚えてくれてたんかなあ。
「やあ~こんにちは」と返しておきました。
そんなことがあると
だんだん世間が狭くなってきますなあ。
学校では安全について
講習したりしているんで、
交通ルールはちゃんと守らないと
いけないしなあ。
10円ひらっても警察に届けないとなあ。
どこに目があるかわかりませんからね。
なんか年取ったらええ加減な
調子のいい高齢者を目指そう
と思っていたのになあ。
まあ、しかたないか。
世の中の何の役にも立たない分、
年金もらってるからせめて
世間が安全なように
ちょっとは役に立たないと
いけませんかねえ。
夏休みもまもなく終わります。