のんちゃんの気ままな日記

日々の出来事をメモっています。

加田の湯

2011-02-13 16:42:21 | 日記・エッセイ・コラム

2月13日(日曜日)

今日の松江の最高気温4.0℃。最低気温-0.7℃。

P10101051 朝、障子を開けると、薄っすらと雪が積もっていた。寒いからと言って毎日家でゴロゴロしていてはいけない。タオルと下着一式を持って10時に、一人で赤名町の加田の湯へ行く事にした。
家内が、「どうして、こんな荒れた日に行くのか?」と言うけれど、こんな誰も行かない様な時に行ってこそ値打ちがある。何もかもが、雪で覆い隠れ、、白一色の世界が見たい。誰でもスイスイ行ける様な時に行ってもつまんない。
松江を出る時には、雪がチラチラ舞っていた。高速に入ると、正面から雪が途切れる事無く、次から次へとフロントガラスに向かい襲い掛かる様に降って来る。
宍道インターを過ぎてしばらく走ると、前方に除雪中の大きなトラック3台が連行で黄色い回転灯をピカピカさせながら時速15キロ~40キロの速度で進んでいた。追い越し車線になったら、前に出ようと思っていたが、追い越し車線に入ると、3台の作業車が扇状に開き、一般車両が前に出られない様にした。結局終点の三刀屋までノロノロ運転をする事になった。
国道54号線は所々で踏み固められた圧雪があり、運転していると、ハンドルに振動がモロに伝わって来る。11時35分に加田の湯に到着した。
お昼前だったのと天候が悪かった為か?入浴しているのは、僕を含めて5名だった。お湯は泥色と言おうか赤錆色と言おうか透明度10センチ程度。湯船の淵もお湯がかかる所は赤錆が付いた様に変色していた。こんな変わった温泉も良い。
帰る時、フロントで「前の道を左へ行くと何処へ出ますか?」と聞くと、「出雲へ通じているけれど、この雪で途中通行止めになっているかも知れない。少し行って右に曲がり、道なりに行くと、頓原の国道54号線沿いにある「一福そば」近くへ出ると教えてくれた。チャレンジ精神旺盛な僕は、止めておけば良いものを、行ってしまった。道幅の狭い山道に入り、峠を越えなければならない。雪の量は次第に多くなり、運転席の左右は雪の壁。道は圧雪でツルツル滑る。この先、どうなるか?不安になる。積雪が1メートル50センチ前後あると思う。対向車が来ても交差出来ない。シマッタ!と思ったが、すでに遅し。対向車が来ない様に念じつつ運転していたが、運悪く対向車が来た。こんな時は、直に自分から下がるのが一番、と思い、滑らない様に、ゆっくりと100メートルぐらいバックして民家の軒先で交差した。
途中、゛素晴らしい゛と思う景色が随所にあり、心にゆとりがあれば、道の中央に車を停めて、その風景を、撮っただろうけど、とにかく、この雪地獄から一刻も早く脱出したいばかりに、写真も写さず一目散に国道へ出た。
我が家から加田の湯まで、片道76キロ。往復153.7キロのドライブ。13時40分無事に帰宅した。



コメント
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