リターンプラモデリング

ガンプラを中心としてキャラもの模型を作ります

コスプレ用の剣を作る第7回(FRP型抜き2)

2011-10-11 23:59:10 | 小道具
前回に引き続きFRP型抜き、写真を多めで詳細にお届けします

離型材のブルーワックスをウエスで型に塗る


型が欠けた箇所は粘土で埋めて型を再生する


PVA(ポリビニールアルコール)を塗る

PVAは水溶性なので使用後の刷毛の手入れは水洗いで行う

乾燥するのを待つ

30分ほど待ったところ、部分的に乾燥してない箇所があるので、ドライヤーで乾燥させる


前回作ったゲルを別の容器にとる


生ポリを加えて、刷毛で塗れる粘度に調整する


硬化剤を混ぜる

作業を手早く進めるために、硬化剤は多めに入れる、促進剤を使用すると更に手早く作業が進められますが、購入していないので今回は使用しません

硬化剤を混ぜたゲルを型に塗る(1層目)




硬化待ち
硬化を待つ間にマットの用意するのですが、前回準備済みなので、硬化するまでやることがありません

1時間ほど待って、1層目硬化

ゲルを別の容器にとる、粘度は高めにしておく


硬化剤少なめに入れる


ゲルを型に塗る(2層目)、マットを1層目にくっつける役目をします


マットを敷く




生ポリを容器にとる


作業時間を長めに取るため硬化剤を少なめに入れ、型に注ぎ、マットに含浸させる


刷毛で抑えて密着させる


マット貼り完成




硬化待ち
完全硬化すると型から抜けなくなるので、半硬化状態で型から抜きます

2層目の硬化剤が少なすぎたようで、なかなか硬化しません
2時間ほど経過して、型から抜けるようになりました


歪まないように注意して、完全硬化まで待ちます


次回もFRP型抜き

今回はここまで
今回の作業時間 1.5hours(待ち時間含まず)

次回を読む
コスプレ用の剣を作る第8回(FRP型抜き3 バリ取り1)
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コスプレ用の剣を作る第6回(FRP型抜き1)
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コスプレ用の剣を作る第1回(原寸図作図)
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コスプレ用の剣を作る第6回(FRP型抜き1)

2011-10-11 03:42:14 | 小道具
石膏型からスタイロフォームの原型をはずす







ここまで作業時間 0.5hours
半日ほど乾燥させる


離型処理をする
今回は離型材にブルーワックスを使ってみました


中身

固形のワックスです

ウエスで型に5~8回ほど塗るそうです

固形なので、細かい箇所が塗りにくい、特に鍔の部分

上からPVA(ポリビニールアルコール)を塗る







乾くのを待つ間、ゲルを作る
主剤(生ポリ)を容器に移して


炭酸カルシュウムを混ぜて、ペースト状のゲルを作る



1層目
ゲルを適量他の容器に移して、生ポリを加えて刷毛で塗りやすい粘度に調整する
硬化剤を混ぜて、石膏型に塗る、待ち時間を減らすため硬化剤は多めに入れる、促進剤を使ったりもする、促進剤を使う時は、混入順序や発熱に注意する


硬化を待つ間に、グラスファイバーマット(マット)を準備する
適量のサイズに切って、型に馴染むように揉んでやわらかくする(マット揉み)

ガラス繊維が舞うので、防塵マスク、手袋は必ず着用する


1層目が硬化したら
粘度の高めのゲルに硬化剤を少なめに混入して型に塗る(マット貼りの時間に余裕を持たせるためと1層目ですでに硬化熱が発生しているから硬化剤は少なめにする)
マットを型に置く
硬化剤を混入した生ポリを塗って、刷毛で押さえながら空気を抜きマットを密着させる

硬化を待つ、半硬化状態になったら型からはずす




硬化不良なのか、表面がべたついた感じになっていて、失敗、石膏型で型抜きするとこのようになることが多い、原因は分りませんが、型に水分が残っているのが原因なのかもしれない

ここまで作業時間 3hours(待ち時間含まず)


もう一度型抜きをする
1回目と同様に離型処理をする




型が欠けた箇所は粘土で埋めて型を再生する


ここからは1回目と同じ
1層目を塗る


マットを貼る


半硬化状態で型からはずす

1回目よりはよくなってますが成型は,あまりよくありません

歪まないように注意して、完全硬化まで待ちます



ここまで作業時間 2hours(待ち時間含まず)

次回もFRP型抜き、次回になれば石膏型の水分も抜けると思います

今回はここまで
今回の作業時間 5.5hours(待ち時間含まず)

次回を読む
コスプレ用の剣を作る第7回(FRP型抜き2)
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コスプレ用の剣を作る第5回(石膏型取り)
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コスプレ用の剣を作る第1回(原寸図作図)
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コスプレ用の剣を作る第5回(石膏型取り)

2011-10-10 02:35:35 | 小道具
石膏型取り準備

スタイロホーム板で原型取付の台を作る
刃の台用のスタイロホーム板にゆがみ防止の補強を貼る


原型を貼る


刃の原型は補強のため厚くなっているので、薄いスタイロホームを貼って。埋め込むようにする


埋め込んだところ


同様に鍔も原型取付台に取り付ける

隙間が出来ているところは油粘土で埋める

宝石の取り付け部分を凹になるようにした

ここまでの作業時間 2hours


石膏型取り

使用する材料
石膏


サイザルスタッフ


カリ石鹸



離型のため原型にカリ石鹸を塗る


カリ石鹸が乾いたら、水に石膏を入れよくかき混ぜる


刷毛で石膏を原型に塗る(1層目)


バケツに水を入れておき、使用した刷毛、用具、手などをこのバケツで洗う、石膏は水中でも固まるので、排水口に流したりすると内部で固まって、配管が詰まってしまうので、絶対に排水口に捨てないようにしてください、
作業終了後、上澄みの水は排水口に捨て、底にたまった石膏は、不燃ごみにする

石膏1層目完了


硬化を待っている間サイザルスタッフの準備をする

切り出す、


丸めて、鳥の巣状のものを作る


1層目の石膏が硬化したら、2層目の石膏を溶く


良くかき混ぜる


サイザルスタッフを漬けて石膏を染み込ませて、1層目の上に貼る


サイザルスタッフを貼ったところ


刃の型は細長いので、石膏を染み込ませたサイザルスタッフで、補強で垂木を取り付ける

ここまでの作業時間 2.5hours

次回はFRP型抜き

今回はここまで
今回の作業時間 計4.5hours

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コスプレ用の剣を作る第6回(FRP型抜き1)
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コスプレ用の剣を作る第4回(鍔の原型製作)
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コスプレ用の剣を作る第1回(原寸図作図)
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コスプレ用の剣を作る第4回(鍔の原型製作)

2011-10-09 23:59:22 | 小道具
最優先で取り組むと書いておきながら、この有様、申し訳ない、今週から最優先で取り組む予定です


鍔の原型製作
中央の六角形部分を別部品で作ります

部材を切り出して


削って形状にします


鍔の模様を削り出す
型紙から模様を写して、カッターナイフ、デザインナイフで削る



写真を撮り忘れているので中間工程の写真はありません
こんな複雑なものを削りだすのは無理かなと思っていたのですが、やってみたら何とかなりました、頭ばかりで考るだけにせず、行動すれば何とかなる物ですね

先ほどの六角形部品を仮合わせする




厚みが厚いようなので、薄い物を作り直す


凹の部分の仕上げは難しいので、切り出したスチレンボードを貼って仕上げる


サンドペーパーで仕上げて、六角部品を接着する


隙間や傷になっている箇所に油ねんどを詰めて修正する


次回は石膏型取り

今回はここまで
今回の作業時間 4.5hours

次回を読む
コスプレ用の剣を作る第5回(石膏型取り)
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コスプレ用の剣を作る第3回(部材切出し)
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コスプレ用の剣を作る第1回(原寸図作図)
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3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第8回 内側面作成3)

2011-10-08 20:54:00 | 3D CG
内側の面張り3回目

前回と同じく、必要部分だけ表示して、首の付け根面から、[コマンド]→[面の生成]、[コマンド]→[面張り]を使って面を生成する
画面を2分割にしてポイントの選択がやりやすいようする

ついに内側面を全部張り終わりました




ポリゴンの構成


本日の作業


この後、反転コピーで反対面を作り、カッパの頭部(大)の3Dデータは、ひとまず完成です、左右は現物合わせで様子を見ながら接着するそうで、片面づつ出力のため3Dデータは結合しません

次回はカッパの頭部(小)の3Dデータ作成

今回ここまで
今回の作業時間 3hours

次回を読む
3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第9回 3Dデーターバリエーション作成1)
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3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第7回 内側面作成2)
最初から読む
3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第1回 3Dスキャン、読込み)

参考過去ブログ
ブログ記事一覧 3DCGの立体出力 1回目編
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3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第7回 内側面作成2)

2011-10-07 23:59:49 | 3D CG
内側の面張り2回目

前回と同じく、必要部分だけ表示して、首の付け根面から、[コマンド]→[面の生成]、[コマンド]→[面張り]を使って面を生成する

画面を2分割にしてポイントの選択がやりやすいようにしました


上部に行くにしたがって外側がすぼまってくるので、内側面と干渉しないように内側面をすぼめていきます、このため作業は前回以上に複雑になってきました


本日の作業



前回と同じ工数がかかっていますが終わりませんでした

次回も内側面作成の続き

今回ここまで
今回の作業時間 4.5hours

次回を読む
3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第8回 内側面作成3)
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3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第6回 内側面作成1)
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3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第1回 3Dスキャン、読込み)

参考過去ブログ
ブログ記事一覧 3DCGの立体出力 1回目編
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3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第6回 内側面作成1)

2011-10-06 23:59:40 | 3D CG
内側に面を張ります

必要部分だけ表示して、首の付け根面から、[コマンド]→[面の生成]、[コマンド]→[面張り]を使って面を生成していく


大体半分で出来ました

ここまでで4.5時間かかりました

最初はポリゴンが細かめだったのですが、時間がかかりすぎるので、大まかな面にしました


本日の作業



3D-GANからuPRINTでどのくらいの薄さが出力が可能なのか、の回答が来ましたので、抜粋して掲載

早速ですが、uPrintの件回答させていただきます。
まずuPrintで造形可能な薄さですが2~3mmと認識していただければと思います。ただし形によっては3mmでも造形がくずれてしまう場合がありますのでご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
また、もし中空にすることの理由が材料費節約のためとのことであれば、ご依頼時に中埋め方法を中空低密度とご指示いただければ材料費節約になります。むしろ材料費節約の為にポリゴンデータでシェル化 (卵の殻のような状態)にしてしまいますと内部にサポートがついてしまい 割高なってしまう可能性がございますのでご注意ください。
簡単ですが、解答させていただきます



逆に割高になる可能性もあるそうですね、今回のは、どうなるんでしょうかね

次回も内側面作成の続き

今回ここまで
今回の作業時間 4.5hours

次回を読む
3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第7回 内側面作成2)
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3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第5回 厚み付け2)
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3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第1回 3Dスキャン、読込み)

参考過去ブログ
ブログ記事一覧 3DCGの立体出力 1回目編
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3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第5回 厚み付け2)

2011-10-05 23:31:43 | 3D CG
あごの部分の厚みをつけます

のどの部分はZ軸に平行な面にします、上あごの部分は斜めにする

作業時間 2hours


厚みを調整する

uPRINTでどのくらいの薄さが出力可能なのか、週末の営業がどうなっているのかメールにて問い合わせたのですが担当が休みなのか回答がなかったので、待っているわけにもいかないので肉厚を4mmにしてデーター作成します

まずは出力サイズの原型の1.1倍に拡大して、面の位置を調整しながら厚みの部分を4mmにします

4mm調整後

作業時間 3hours

あまり肉抜きが出来てない感じがします

次回は、内側面作成

今回ここまで
今回の作業時間 5hours

次回を読む
3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第6回 内側面作成1)
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3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第4回 切断面修正、厚み付け)
最初から読む
3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第1回 3Dスキャン、読込み)

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ブログ記事一覧 3DCGの立体出力 1回目編
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3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第4回 切断面修正、厚み付け)

2011-10-04 23:59:27 | 3D CG
今回のテーマ「出力費用の節約」のため、内部を中空にして使用材料を減らしてみます、果たしてこれで、出力費用の節約になるのか不明ですが、試しにやってみます

切断面を整えます、対称面の点をX=0の位置に移動します

作業時間 1.5hours


対称面に厚みをつけますY-Z平面に平行、X=0で面を作成します、ポリゴンを減らすため、三角面と四角面を組み合わせています


首の付け根面に厚みをつけます、平行面等の基準面がないので、見た目で面を調整します


対称面と首の付け根面に厚みをつけたところ、肉厚をどのくらいにするかは、3D-GANに相談してみて決める、あごの部分は次回に



スキャンの時8分割してスキャンしたため、不明なポリゴンが生成されているのを見つけたので、消去した、外形に影響が出ているかもしれませんが、良く分りません

作業時間 4hours

次回は、あごの部分の厚み付け

今回ここまで
今回の作業時間 5.5hours

次回を読む
3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第5回 厚み付け2)
前回を読む
3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第3回 不要部分削除)
最初から読む
3DCGの立体出力2 カッパ頭部出力(第1回 3Dスキャン、読込み)

参考過去ブログ
ブログ記事一覧 3DCGの立体出力 1回目編
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ブログ記事一覧 3DCGの立体出力 1回目編

2011-10-03 13:47:42 | 題材別記事一覧
3DCGの立体出力の2回目を行うので、その前に1回目をまとめます
これで記事の細かい部分を省略できます

3DCGに再挑戦 メタセコイア入門 番外編 (3D-GANにて3Dスキャンする)
3DCGの立体出力(第1回 3Dスキャンデーター読込み)
3DCGの立体出力(第2回 データー修正)
3DCGの立体出力(第3回 欠損箇所の修正1)
3DCGの立体出力(第4回 欠損箇所の修正2)
3DCGの立体出力(第5回 対称形作成)
3DCGの立体出力(第6回 重大問題発生)
3DCGの立体出力(第7回 再スキャン)
3DCGの立体出力(第8回 データー修正2度目)
3DCGの立体出力(第9回 角度の調整)
3DCGの立体出力(第10回 欠損箇所の修正2回目 その1)
3DCGの立体出力(第11回 欠損箇所の修正2回目 その2、対称形作成)
3DCGの立体出力(第12回 STLファイル修正ツール MoNoGonの試用)
3DCGの立体出力(第13回 STLファイル修正ツール MoNoGon出力用データー書き出し)
3DCGの立体出力(第14回 立体出力)
3DCGの立体出力(第15回 立体出力完成)
3DCGの立体出力(第16回 総括)



2回目の出力は、うまくいくのだろうか
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