おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

ご来店。

2010年09月02日 19時43分08秒 | 家づくり
自慢話のように聞こえてしまうかもしれませんが、よろしかったら読んでください。

今日は10時から水戸で業界の研修会があり、朝から出発しようとしたのですがなんだかんだと所用が重なり、結局遅刻して参加する旨を連絡しました。

あわただしい中お客様と打ち合わせをしていると、ふと新規のお客様が立ち寄ってくださいました。『新築を考えているのですが・・・・』 とのこと!!!なんともなんともうれしい!!!その方、大変急いでいらっしゃるようで、また改めて連絡を下さるということで名刺を置かれて帰られました。

で、思うんです。ここのところお客様からの問い合わせを多くいただいています。皆様真剣に家づくりを検討されていらっしゃる方ばかりで、すぐにでも着工したい、という方さえおられます。

こういう時、経営者のおさむとしては考えるんです。一気に仕事を増やして会社を大きくしようかと・・・。

でも、その感覚のおさむは、一昔前のおさむです。今は違うんです。なぜかというと、会社が大きくなったとしても、誰も喜ばないから。

ちょっと後ろ向き発言ですかねぇ。。。

例えば、大きな会社になるとお家を安くできる、という迷信がある。マスメリットによる大量仕入れで顧客満足を高める、なんていうのがその代表です。でもぼくは画一化がキライだし、ひと家族ひと家族が異なるように、お家も一軒一軒個性があると思うから。でも一体どうなんだろうか、マスメリットがあるはずの大手ハウスメーカーは、工務店よりもはるかに高額な金額になっている。安く仕入れることができる分管理コストで高くなるなら、ぼくにとって魅力はないな。

大きな会社になると仕事が増えて職人が喜ぶ、なんていうのも迷信。大きな会社になると、仕事が忙しくなる。そうすると職人も忙しくなりそうなものだけれどもそうはいかない。現場が重なるから一つの職人では間に合わなくなって、職人を増やすしかない。だから会社が大きくなっても、職人が喜ぶような会社にはならない。かえって今のような注文住宅のやり方では 『標準化』 が難しくて、どんどん合理化して、既製品をいっぱい使って、、、『らしさ』 が失われていってしまうのが見える。

大きな会社になると社員が喜ぶ、という迷信がある。これはけっこう多くの人が体験していることかもしれません。結局社員が増えて、人間関係とか余計なところにエネルギーを使わなければならない。だから、会社が大きくなったら社員が喜ぶとは限らない。

ま、結局あれもこれも経営者の器の問題なんですが。。。

ずいぶん言い訳がましいへ理屈に聞こえますでしょうかぁ。。。

で!、いまの自分が確信していることは、『規模や量はどっちでもいい。求めてもいいし、そうでなくてもいい。優先すべきは「質」だ!!!』 ということです。

数多ある工務店の中から北澤工務店を選んでくださったお客様の思いに応える。それを深く深く追求する。ただそれを見つめていく。

これっきゃないですね。

もっともっと、ひとつひとつ、いい家づくりをしていきます。

ではまた。

おさむ
コメント
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