おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

植田瓦商店さん

2011年08月11日 18時07分48秒 | 家づくり
一昨日前の8月9日の夜に出発され、途中2時間以上の工事渋滞をくぐり抜け、10時間かけて、しかも軽トラックで龍ヶ崎にたどり着いてくださった奈良県の植田瓦商店の植田社長と上村さん。4か月前、ぼくがこの震災によって崩落した屋根を前に途方に暮れていたとき、同じく奈良の㈱タケダさんを介して、一番初めに乗り込んで来てくださった方です。

材料が手に入らず、前回中途で帰らざるを得なかった植田さん。『お盆までに』 というぼくの意を汲んでくださって、忙しいこの時期にも関わらず、むちゃくちゃ無理なやりくりをして来てくださいました。



屋根の仕事って、ほんとうに大変なんです。夏は灼熱、冬は寒波。今回はぼく自身もこの熱さを体験していますから、『大変な仕事ですよね・・・』 と言うと、

『いやあ、それでもねしゃちょう。春には桜がきれいでしょう。初夏には新緑。季節毎の風の薫りがするんですよ。夕焼けも綺麗ですしね。ぼくはこの仕事が性分にあっているというか、好きなんですよ。』

この言葉にぼくは、胸が熱くなるほど感動しました。

徹夜で運転をしてきて、そのままこの暑さの中仕事をし、ひと晩泊まって今日また仕事をし、工事を完了させてお昼過ぎに帰られました。

『しゃちょう、終わる見込みが立ってよかったですねぇ。その後はどうされるんですか?』

『まずはOB施主様を中心にやってきましたけど、これからは北澤工務店の半径10km圏内の方に対して声をかけていこうと思ってます。』

『そうですよねー。まだぜんぜんですものね。このままじゃ瓦とか瓦業界のイメージが悪くなる一方ですから、がんばってください。できる限りお手伝いしますから。』

確かに植田さんは北澤工務店のために来てくださっているのだけれども、本質は違うんだな。もっと大きな視点から見ていらっしゃる。お会いすると思わずハグハグしてしまう植田さんと出会えて、ぼくはほんとうにうれしい。

今頃はきっと東名高速をひた走っている頃かな。

おつかれさまでした、植田さん。ほんとうに、ありがとう。

ではまた。

おさむ