おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

つくばの現場より ⑫

2006年07月06日 00時40分31秒 | Weblog
つくばの現場も大工工事が追い込みとなってきました。

北澤工務店では、基本的に既製品の造作材を使いません。だから大工さんが一本一本造作材を削り、化粧をし、必要寸法に仕上げます。

この作業のために棟梁は数日間現場を空けなくてはなりません。少なくて4日。大きい現場だと1週間以上も造作材の加工をしなければなりません。

今や 『古いやり方』 となってしまったこの方法。カタログから選んで、全国共通の新建材と呼ばれる造作材となってしまったのが実情です。

でもなんか、しっくりこないんですね。無垢の家づくりに既製品は似合わない。

決して高級な材料ではないが、ほんものの木で造作したい。

つくばの現場も、きれいに加工された造作材が運び込まれました。これからこの造作材が、窓枠となり、ドア枠となり、まわり縁・幅木となり、カウンターや手すりとなって、数十年の間家族の手に触れることになります。

現場に行くたびにわくわくします。家づくりの仕事はほんとうに楽しい。

ではまた。

おさむ
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おばあちゃんの一人暮らし

2006年07月05日 04時48分41秒 | Weblog
あるおばあちゃんから電話が入りました。

『瓦が一枚おっこっちまっているようだから、見てくれ!!』 というものでした。

早速お邪魔してみました。

河内町の古い農家造りのお宅。宅地が1000坪はあろうかというほどの広さです。

現場を拝見してみると、確かに一枚、ずれ落ちてしまっています。

幸いにも、予備の瓦がたくさんあったのでそれを用い、難なく修理完了となりました。

『あぁ~よがったぁ~、たすがったぁ~。雨なんか降っちまったら漏っちまうもんなぁ。よがったぁ~。』

『お茶やってってくれよ、おちゃ。』

『いやいや、仕事があるもんで、行ってみます。』

『そんなごといわねぇで、お茶やってってくろよォ~、お茶。何にもねえけど、やってってくろよぉ~!!!』

一人暮らしのおばあちゃんの懇願にも似たことばに心打たれ、一服いただくことにしました。

ご主人を早くに亡くしたのだそうです。頼みのあと取り息子がいつでも結婚できるようにと大金をはたいて増築。しかしその息子も、看病むなしく不治の病で亡くなってしまったのだそうです。以来10数年一人暮らし。

夜一人でいると、怖いそうです。雷のとき、地震のとき、台風のとき、誰もそばにいなくて、怖いのだそうです。

確かに、これだけ広い住まいに一人では、私とて逃げ出したくなります。

『んだけどよぉ、きたざわさん。後ろ向いでいてもしゃーんめよ。楽しいごと考えて、前向いてやってぐしかあんめぇよ。』

複雑な心境で、おばあちゃんの家を後にしました。


先日の新聞に、高齢化の加速度を大幅修正する内容の記事が載っていました。

日本中に今回のような一人暮らしのおじいちゃん、おばあちゃんが激増しているんです。苦しくて倒れていても誰もわからないでしょう。

絶対におかしい。なんとかできないものか。何か自分にできることはないのか。

高齢化問題の深刻さ。口先だけでは済まされない深刻な問題に直面した一幕でした。


ではまた。

おさむ
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森で遊ぼう

2006年07月02日 16時39分16秒 | Weblog
今年で9回・9年目の 『森で遊ぼう』 がHPでもご案内の通り、7月22日に開催されます。

すでに募集も始まっておりますので、まだお申し込みでない方は是非お早めにご連絡ください。

一昨年前は我が社の誇る女性陣による 『ピンクレディー』 でしたね!

昨年はコクーンさんをお招きしてのライブ。

さて今年は・・・・・・。

これがまた、大変なことが起きそうです。

だい・だい・だい・大爆笑と感動のクライマックスが、ご家族の絆を深めること請け合いです。

ぜひお誘い合わせの上、お申し込みをお待ちしてまーーーーす。

ではまた。

おさむ
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ムクドリの巣

2006年07月01日 19時54分32秒 | Weblog
何度も書いてしまいますが、この季節は鳥の巣による被害が続出します。

そんな中、昨日はムクドリの巣の撤去です。

以前の経験で、ムクドリの巣を撤去するときには 『へび』 に注意です。

雨どいの中に隠れていて存在がわからず、はしごで登ってのぞきこんだ時に 『へび』 さんがこっちを見ていたのです。ちゅるちゅるって舌を出して。 ・・・・・ゾッ!!!!!

でもしかし、今回は居ませんでした。

バルコニー下に一階の屋根があり、少々複雑な形状のため、ムクドリの格好の場所となってしまっていました。

その中にこどもが一羽。とってもかわいそうですが、仕方ありません。取り除いて草地に放置しました。それを見ていた親鳥。異常な鳴き声をあげて私たちを威嚇しています。ごめんなさい。あんたらつくる所が間違いだよ。

とっても喜んでいただいた依頼主様。ものすごく心が痛む私と社員。

あまり気の向く仕事ではありませんでした。あの小鳥は死んでしまったに違いない。親もさぞ悲しんでいるだろう・・・・。

『仕方ない』 ことって、結構あるのかもしれませんね。

ではまた。

おさむ
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