一昨日,アキラの前歯がポロリと抜けた。現在8才半のアキラの乳歯が一番最初に抜けたのが今から約2年前のことで,これで通算7本目になる。子どもの乳歯はふつう全部で20本あるそうだ。そして一般に,乳歯が永久歯に生え代わるのは6才から12才にかけての時期だという。してみると,アキラもようやくイチロー並みになった訳だが(3割5分),そのペナントレースは始まったばかりで,まだまだ先は長い。
抜けた乳歯はすべて,1本ごとに10ml容量のガラス瓶に入れて父が保管してある。ちょうど仕事でカゲロウやトビケラなどの水生昆虫の幼虫を種類ごとに保管しておくように。ただし,あまり熱心なコレクターではないので,本人や母などから抜けたばかりの歯を受け取るたんびに,すぐに簡単なサンプル処理をほどこし,プラスチック製の小さなコンテナ・ケース(子供らの種々雑多な「脱殻保管庫」と称する)の中に経時的に並べ,それを書棚の隅の空きスペースに仕舞いこんでおくだけだ。また,記録の方もイイカゲンであり,既往サンプルの諸元はざっと下表のごとし。
順番/年月日/年齢/部位
(1) 2001年6月5日 6才5ヶ月 ?
(2) 2001年11月10日 6才10ヶ月 ?
(3) 2002年9月10日 7才8ヶ月 上・前
(4) 2002年11月1日 7才10ヶ月 上・右
(5) 2002年11月11日 7才10ヶ月 下・左
(6) 2002年11月15日 7才11ヶ月 下・右
(7) 2003年6月12日 8才5ヶ月 上・左
これを見ると,昨年11月,短期間で続けて3本抜けているのが目立っているが,それ以外はいずれもかなり間隔が開いている。乳歯が一本抜ける過程にも当人にとってはなかなかに苦労があるようで,数週間もグラグラし続けながらちっとも抜けてくれない時もあれば,今回のように急にポロリと抜けてしまうこともある。子どもの身体生長曲線と歯の生え替わりタイミングには何らかの相関があるのだろうか? 知育・体育の生長発達においてアキラが平均的な子どもとは決して思えないが(日々の暮らしのなかで未だに3才児のメンタリティを後生大事に抱えている!),それでもどうやらアキラはアキラなりに着実な生長を続けているということが,サンプリングされたごくちっぽけな白い象牙質の「カケラ」の数々から窺い知ることができる。オロカなる父としては,月並みな安堵と一抹の不安とが相半ばする昨今であります。
抜けた乳歯はすべて,1本ごとに10ml容量のガラス瓶に入れて父が保管してある。ちょうど仕事でカゲロウやトビケラなどの水生昆虫の幼虫を種類ごとに保管しておくように。ただし,あまり熱心なコレクターではないので,本人や母などから抜けたばかりの歯を受け取るたんびに,すぐに簡単なサンプル処理をほどこし,プラスチック製の小さなコンテナ・ケース(子供らの種々雑多な「脱殻保管庫」と称する)の中に経時的に並べ,それを書棚の隅の空きスペースに仕舞いこんでおくだけだ。また,記録の方もイイカゲンであり,既往サンプルの諸元はざっと下表のごとし。
順番/年月日/年齢/部位
(1) 2001年6月5日 6才5ヶ月 ?
(2) 2001年11月10日 6才10ヶ月 ?
(3) 2002年9月10日 7才8ヶ月 上・前
(4) 2002年11月1日 7才10ヶ月 上・右
(5) 2002年11月11日 7才10ヶ月 下・左
(6) 2002年11月15日 7才11ヶ月 下・右
(7) 2003年6月12日 8才5ヶ月 上・左
これを見ると,昨年11月,短期間で続けて3本抜けているのが目立っているが,それ以外はいずれもかなり間隔が開いている。乳歯が一本抜ける過程にも当人にとってはなかなかに苦労があるようで,数週間もグラグラし続けながらちっとも抜けてくれない時もあれば,今回のように急にポロリと抜けてしまうこともある。子どもの身体生長曲線と歯の生え替わりタイミングには何らかの相関があるのだろうか? 知育・体育の生長発達においてアキラが平均的な子どもとは決して思えないが(日々の暮らしのなかで未だに3才児のメンタリティを後生大事に抱えている!),それでもどうやらアキラはアキラなりに着実な生長を続けているということが,サンプリングされたごくちっぽけな白い象牙質の「カケラ」の数々から窺い知ることができる。オロカなる父としては,月並みな安堵と一抹の不安とが相半ばする昨今であります。