栄子ママの箏だより

時々お箏のお稽古をしています。

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2005年の夏、ふとしたご縁でブログを書き始めました。
今までお世話になった方たちに近況報告のつもりでほぼ毎日更新しています。
<坂の上の雲>の街に住んでバタバタと暮らしている<栄子ママのこと>を書き加えていきたいと思っています。

じいさんばあさん

2009-04-24 09:31:21 | お箏
【箏の夢】と題したNHKアナウンサー葛西聖司さんの文章から・・

 楽器の音色はイメージを持っている。
祭りの笛や太鼓は明るさ。平家の琵琶は物語の重さ。
新内の三味線は夜の静けさなどだ。箏はどうだろう。
「やさしい」「おだやか」「のんびり」ということばが浮かび
「雅」もある。だから芝居では、御殿の場面に箏曲は欠かせない。
それと同時に登場人物の心情にぴったりよりそう使い方もある。

 「ぢいさんばあさん」という歌舞伎はその典型。森鴎外の
短編から宇野信夫が書いた芝居で実にうまく箏が使われている。

・・・・・略・・・・・

「琴瑟相和す」ということばが浮かんだ。不幸を経験して
絆が深まった夫婦。その心をしっかり箏が結んでいるのだと。
 箏の音色がなかったら、この芝居の面白さは半減するだろう。
役者も箏を聴きながら役に没入しているに違いない。
双方の芸が相和す中に日本人の心が浮かび上がっている。


物語は、青空文庫で・・・こちらです

「四季の曲」の一部・「千鳥の曲」・「春の曲」が使われているそうです





ア・ダレヤ・・ではなくて・・我が家の【アザレア】
花言葉は・・あなたに愛される幸せ・・自立心・・青春の喜び
<禁酒>と書いてあるページもみました
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