ようこそ! 『栄子ママの箏だより』にお越しいただきありがとうございます。
2005年の夏、ふとしたご縁でブログを書き始めました。
今までお世話になった方たちに近況報告のつもりでほぼ毎日更新しています。
<坂の上の雲>の街に住んでバタバタと暮らしている<栄子ママのこと>を書き加えていきたいと思っています。
今までお世話になった方たちに近況報告のつもりでほぼ毎日更新しています。
<坂の上の雲>の街に住んでバタバタと暮らしている<栄子ママのこと>を書き加えていきたいと思っています。
室町時代末から江戸時代の終わりまで、およそ400年にわたり、つねに
画壇の中心を走り続けた最強最大の絵師集団、狩野派。
・・・京都国立博物館で購入した図録をだして
≪出品一覧・展示替予定表のパンフレットから、抜き書き≫
生き残り大作戦!
関ヶ原の合戦を境に、天下の趨勢が一変する桃山後期。
豊臣家、徳川家、そして朝廷と、三つ巴の様相を呈する権力の構図は
そのまま狩野派一門の生き残り戦略の基盤となりました。世に言う「三面作戦」です。
すなわち、豊臣家には弟子筋の山楽と内膳(ともに秀吉に画才を見出された武家出身の絵師)
徳川家には永徳より34歳年下の弟で光信の叔父である長信
そして朝廷には光信の弟で探幽・尚信・安信三兄弟の父でもある孝信(宮廷絵所預)を
それぞれ配しました。
こうして、政情不安定なこの時代、どのような不測の事態が起きようとも、狩野派が存続できる
体制を作り上げ、それは、幕末まで続く狩野派の繁栄の礎となりました。血統を重んじ、
有力な弟子を抱えていた狩野派ならではの秘策といえます。
・・・狩野派の略系図をみながら、ゆっくり見ました