令和5年度 たかつき市民環境大学 公開講座報告
日時:令和5年5月9日(火)14:00~16:00
場所:クロスパル高槻5階
主催:高槻市環境緑政課 運営協力:たかつき環境市民会議
参加者:68名 (全体81名) 報告:たかつき環境市民会議
―気候変動 食からの警鐘―
講師:京都大学人文科学研究所准教授 藤原 辰史さん
――豪雨や干ばつ、気温上昇、生態系の破壊・・。悪影響が世界中に及ぶ気候変動。人が化石燃料を使用することで排出される二酸化炭素が主な原因ですが、食料を生産し、運び、消費するという一連の流れ『フードシステム』も気候変動と密接に結びついています。気候変動対策では、再生可能エネルギーや省エネ技術、電気自動車などテクノロジーの進歩が光を浴びがちですが、技術革新ばかり目を奪われるのではなく、わたしたちの食卓にも目を向けてみませんかーー ということで、講演が行われました。
(途中講座内容については省略)
結論 (講座資料抜粋)
1.食は、生態系の循環のプロセスにあってはじめて食であること
2.環境問題はあなたの体の中にも存在すること (常在菌が体内にいる)
3.環境問題は労働問題であること
4.食をめぐる複数性
大量生産・大量消費・大量廃棄が行われ、フードシステム(生産、流通、消費、土にかえる)の
それぞれの段階で、地球にも人にも無理を強いていることに考えさせられました。