(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

最終運用の最終日

2018年06月13日 | ★★★┃ ロ┃ED75総合 |★★★
 出来れば前の日に出掛けて4055レを牽く所が撮りたかったけれども、最後の「最後」と聞けば行くべきと自分に鞭打って出掛けたのは忘れない。


 4055レは当日仕事で出掛けられなくて撮れなかった訳だが、この日は非番。是非もなしと槻木~岩沼間の直線に、4082レ(ヨ)→4055レ→3082レ(ヨ)→4085レと連なる、都合三日間の黒磯~青森信号場間の通し重連ツアーを終えて帰ってくる所を待っていた。
 庇付「ヤネガマ」の98と、貨物所属で唯一の"P型"原色(減圧促進装置付)の1029の、三菱製ナナゴの兄弟重連もこの日の4085レが最後。本来なら98よりも製造年月日が9年ばかし後の1029が何らかの形で残る所が逆に、陸前山王の側線に留置していた129と136が戦列復帰するのと入れ替わりで引退することになったのだ。
 通過は12時半過ぎ所定。天候は幾分ガスりながらも晴れ、光線状態は面つぶれのサイドぎらりという悪条件。悲しいかな当時はダッパラもまだ知らず(こっちが順光だったw)、ばかのひとつ覚えでここしか行くところがなくて"また"来てしまったが、まぁ・・・何とかしましょ、と腹を決める。
 朝から色々撮ってるうちに4085レ通過時間。原色+原色の重連が右にカーヴを切って長い直線に向くのが見えた時、フッと薄雲が差して光が若干翳った。しめた!と思い露出を急いで計り直し、絞りを若干開けてシャッターを切って後ろを振り返る。幾らでも機会があった時に撮れたら良かったのだろうけれど、コレはもうしょうがないか。
 明日から貨レの先頭に立つことのない弟の前に立つ、98がどんな思いで青森信号場方先頭についていたかは知らない。けれども、仙貨のナナゴ物語はまだ続いていく訳で、このシーンはまだほんの序章ひと捲りに過ぎなかった。

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