鏡にならなくても

　新潟の田んぼで"水鏡"を狙った､ヲタどもによる｢水テロ｣があったと聞く｡
　アレは狙える条件が自然に整ってる"時期"を撮るからいいのであって､勝手に作っちゃったら意味がなくなる｡剰えブルドーザーとかバックホーとか入れて｢土地改良でーす｣とか言いながら畔を切り直し始めたら･･･いや新岩槻にいるな､アレはしれっとやりかねんｗ
　畔を踏み荒らしたり､取水バルブひねったり､お前らそのうちご飯食えなくなっても知らんぞ｡お百姓さんを大事にしようって社会の授業で習わなかったのか｡まぁ仕方ないか､最近の学校はセンセの質も落ちたみたいだし｡
　さておき､編成が長いのと田んぼの横辺が短いのとで､幸か不幸かナナゴ貨物で水鏡･･･っていうアングルはほとんど狙えなかった｡良くて好摩～岩手川口の辺りとかツッキー直線で出来る機会があったというだけで､実際は考えも及ばず撮りもしなかった｡
　まつのじの場合､田んぼは海側で山側は休耕田利用の畑だったので､田んぼに水稲の苗が入った所を入れるなら午前中が吉｡但し線路から田んぼの間には､旧線の敷地と用水路それと農道が伸びてたので､相当な距離があって水鏡は狙えそうになかった｡
　狙えないからって欲張らない｡田んぼに苗が植えられているだけでもそれなりに撮れる｡そんな訳で農道からローアングルで1039牽引の97ﾚを待ち受けた｡現車20両､ゴトコン一杯の同ﾚだがコンテナ回送みたいなものだから､単機牽引でも結構かっ飛ばしてやってきた｡

　初夏､太陽高くて"熱中症にご注意下さい"とかテレビで言われる時期だったけれど､風が気持ち良かったのを良く覚えている｡