(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

シュトゥーカしか飛んでこない漫画がある

2016年05月04日 | ネットあれこれ
 去年没後20年を迎えた坂口尚さんの作品「石の花」。
 最後の作品「あっかんべぇ一休」がなかったので、キンドーさんの世話になったらこっちでもこれしかなかったので只今2巻と4巻を読んでる所。
 平たく言うとユーゴのパルチザン兵の少年が主人公の物語なんだが、まぁ歴史と経緯についてはWikipedia「ヨシップ・ブロズ・チトー」で。


 さて。
 この作品、今のところ捲っても捲っても空から襲ってくるのがJu87シュトゥーカしか出てこない。確かアレは正面装備が爆弾以外は7.7ミリ機銃とサイレンだけだし、引き込み脚じゃないから速度も遅いんで対空砲火とか食らったら…何か他に地上襲撃機は居なかった?って心配になった。
 それで最近パワーアップした某サイトの頁でドイツ空軍つか枢軸軍が使ってた飛行場の一覧をpdfで見られるのがあって

http://www.ww2.dk/lwairfields.html

それでざっと一通り見てみた。
 1941年4月にルフトヴァッフェはアフリカやら東部戦線への行き掛けにユーゴ内戦にある程度の部隊を送って片付けてたのは知られてるんだが、一通り片付いた同年6月からアフリカ戦線が崩壊して軍団が引き上げてくる43年夏までは、一部のクロアチア人部隊で編成された爆撃機中隊とシュトゥーカ2個航空隊ぐらいしかまともな航空戦力がなかった。
 従ってシュトゥーカしか出てこないのは本当だったことになる。尤も坂口氏はマメに取材をやってテキトーで描かない作家さんだというのは知ってたから、ネットが無かった頃は、アレがあぁだったと思って一回古本屋全巻読んだけれど、今回pdfを見て改めてう…んと唸った次第。
 しかし惜しい人を亡くした。作品が少なくて、どんなのを描いてたかを覚えている人も中々いないのが残念だ。


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