(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

俺が人事担当だったら

2012年10月29日 | 日々雑感
夕方。
一昨日のアガリをとりに西新宿に寄る。
結果はまた後程。

マウント入れがもうちょっとで終わるという時に
そのおっさんはカウンターにやって来た。
紙焼き100枚、包みを二重て、また奇特な人だ。
尤もここはプロラボ。
やって来るお客さんはみな奇特な人々な訳だが。
アガリが手渡されるまでの間
おっさんは狭い店内を右往左往しながら
ケータイをかけ始めた。

「あ、Hと申しますが人事担当の方に繋いでいただけますか…」

興信所の人かい?
それにしても随分せわしない所からして
どんなエライ人だろう、と聞き耳立てていると
また同じところにケータイをかけ始めた。

「…必ず、お役にたちますので!よろしくお願いします!」

何だそりゃ?業界関係者か?
チラッと顔をみたら、あんまし冴えない人相。
なぁんだ、再就職のお願いか。
あんまりカツカツと革靴が五月蝿いんで
「電話は外でかけてくれないか」
と聞こえる程度の小声で呟いても、オッサンには聞こえない。
何せ我が身の明日がもう心配でたまらないから
馬耳東風、耳に入らないようだ。
その上人事人事と電話がクドイ。
俺が担当だったら、こういう落ち着きのない人は一発でFire!だ。

あぁあ、なまじっか頭がよくて大学なんか通ったばかりに
大企業に就職してコレ(手をこまねきながら)…か。
俺はこんな風にならなくてよかった
とは思うものの、明日は我が身かも知れない訳で
油断は出来ない。
何せ会社が会社、シゴトが仕事だし。
なんとかして歯を食い縛っていかねば。

俺がラボ屋を出る頃
オッサンは3回目のお願いの電話に挑戦する所。
何か必死過ぎて、悲しくなってきた。

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