ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2017/12/24 「パシフィック・ウォー」

2017-12-24 00:00:00 | 日記
「パシフィック・ウォー」

マクベイ艦長 (ニコラス・ケイジ)
キャンベル機関長 (トム・サイズモア)
マークス大尉 捜索班(トーマス・ジェーン)
橋本 日本軍潜水艦艦長

起:インディアナポリス号は日本に使用する原爆を輸送。
承:帰路に攻撃を受け、艦は沈没する。
転:サメに襲われ、多くの犠牲者が出る。
結:救助されるが、責任を感じた艦長は自殺する。

 1945年。
米軍は広島へ投下する原爆の移送を決定。
巡洋艦インディアナポリス号にその任務が課せられるが、
極秘作戦ゆえに護衛はつけられないと言う。
 インディアナポリスが出航。
魚雷攻撃に備えて、ジグザグ航行すべきと言う意見も出るが、
マクベイ艦長は人間魚雷には効果ないと却下する。
艦はテニアン島に荷物を届け、帰路に付く事に。
 その時の乗員は1197名。
艦は魚雷攻撃を受け、エンジン停止に。
レイテ島がSOSを受信するが、罠かも知れないと救援を呼び戻してしまう。
艦は海に沈み、総員は退去。そこは多くのサメが泳ぐ海だった。
 この時点の生存者は902名。漂流する兵士たちをサメが襲撃する。
機関長は脚がもげる重傷。航空機が発見する確率は0に近い。
 漂流3日で生存者は500名に。
艦長は死んだと言う将校は島を探しに向かうが、結局死んでしまう。
漂流4日で生存者は350名に。無事な者も正気を失いつつあった。
 爆撃機が日本軍と誤解して攻撃を仕掛けるが、漂流者に気付く。
救援に向かうマークス大尉は、許可されない着水を強行。さらなる救援を求める。
 最終的に879名が死亡。
海軍の責任能力が問われると、真相はマスコミには伏せられる。
生き残った将校はマクベイ艦長のみだった。
1か月後。原爆投下によって日本軍は降伏する。
 マクベイは悪夢を見る様になり、嫌がらせの電話を受ける。
提督は駆逐艦の護衛が必要であると認識していたが、他言するなと命ずる。
12月になると艦長は裁判にかけられ、ジグザグ航行を怠ったと追及される。
日本軍の潜水艦艦長橋本は、ジグザグ航行は効果なかったと証言。
マクベイは無罪となるが、ジグザグ航行の件では艦長に責任があったとされる。
対面した橋本は、お互い任務を果たしたとして、マクベイの立場を理解する。
 犠牲者の家族は毎年集まり、亡くなった者を忍ぶ事に。
後にマクベイも自殺し、その写真は他の犠牲者と共に掲げられた。
橋本はマクベイの名誉回復に尽力し、その死後5日目に名誉回復が認められた。

 と言う訳で、ニコラス・ケイジ主演の実録もの。
邦題から連想する様な海戦ものではない。
ジョーズでロバート・ショウが語ったインディアナポリス号の話。
原爆を運ぶ任務を負った彼らは、その帰路に日本軍によって撃沈される。
漂流する兵士たちはサメに襲われて、多くの犠牲が出ると言う訳。
ジョーズで語られた様な、極秘作戦だから助けを呼べないと言う緊迫感はない。
ただし無線が壊れて、結局助けは来ない。
救出後にニコラスが裁判にかけられるあたりは、ハドソン河の奇跡風。
撃沈した側の日本軍艦長がニコラスをかばうあたりは好感が持てる。
ちなみに、鮫の惑星パシフィックウォーと言うのを見たばかりだが、
鮫が出てくる点も被る。
コメント
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