ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2021/10/02 「ジェームズ・ボンドとして」

2021-10-02 00:00:00 | 日記
「ジェームズ・ボンドとして」

起:ダニエル・クレイグはボンド役に抜擢されるが、批判を受ける。
承:前評判に反し、「カジノ・ロワイヤル」はヒットする。
転:続く作品も好評だが、潮時だと感じる。
結:5作目を製作。これはダニエルの集大成だ。

 ジェームズ・ボンドは、映画の世界で最も有名なスパイだ。
数百の候補者から、次期ボンドとしてダニエル・クレイグが選ばれた。
初の金髪ボンドであるダニエルは人々に困惑され、カリスマ性がないと言われる。
 製作者のバーバラは、ダニエルの過去作品を観てボンドにふさわしいと感じる。
同じく製作者のマイケルは、ダニエルはかっこよさとは無縁だと認める。
ロジャー・ムーアやピアース・ブロスナンはボンド以前にも似た役柄を演じたが
ダニエルには初めての経験だ。
 ダニエル本人もボンド役を渋る。製作会社は、変わらず他の候補を勧めてきた。

 1作目「カジノ・ロワイヤル」。
ダニエルはトレーニングを重ね、肉体改造でボンドにふさわしい体に。
マスコミは相変わらず配役ミスだと批判していたが、
パパラッチによって肉体美が流出。セクシーだと報じられる。
作品は現実路線に引き戻され、プレミアは盛況。
最高傑作と言われ、記録的ヒットに。共産圏である中国でも公開される。

 2作目「慰めの報酬」。
製作は脚本家組合のストに巻き込まれ、前作を上回る出来にはならなかった。
急に有名になったダニエルは、心理的に追い込まれる。

 3作目「スカイフォール」。
MI6のメンバーを入れ替える事に。
M役のジュディ・デンチを降板させ、レイフ・ファインズに交代。
Q役にベン・ウィショーを起用する。
監督はサム・メンデスとなり、アクション超大作に。
これはシリーズの集大成だった。
同時期にはロンドンオリンピックもあり、開会式でダニエルは女王と共演。
最優秀英国アーチスト賞を受賞する。

 4作目「スペクター」。
監督はサムが続投。秘密兵器やブロフェルドも復活させる。
ダニエルは足を骨折したが、撮影を続行。
激痛に苦しみながらアクションシーンを撮影する。
撮影は大変で、ダニエルは心理的に疲れる。
その為、ダニエルがボンド映画卒業を決めたと報じられるが、
実際には明言していなかった。

 2019年シリーズ25作の撮影が始まる。
撮影中にダニエルは負傷で中断。監督は交代し、脚本は完成していない。
だが、有終の美を飾ると誓う。
この作品は、5作品の集大成となり、シリーズを新たな次元へ押し上げた。
ダニエルは穏やかな気持ちで卒業できると話す。
新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」は2021年に公開される。

 と言う訳で、新作公開に向けて作成された007のドキュメント。
ただし、扱われるのはダニエル・クレイグが出演した5作のみで
それ以前の作品については、ほぼ触れられない。
製作時に何をしたかを淡々と紹介する感じで、目新しい話やシーンの紹介はない。
それは新作も同様で、ぜひ見たいと言う気持ちを盛り上げない。
コメント
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