「風が吹くとき」(1986年英)
80年代に作られた核戦争の恐怖を描くアニメ作品。
時々実写が混ざる手法。公開当時も話題になりましたね。
3日以内にロシアと戦争が起こりそうな状況に。
主人公の夫婦にはいまいち緊張感がないのだが、
政府からもらったパンフレットを参考に、簡易なシェルターを作る。
壁にドアを立てかけてその影に隠れてるだけなのだが、
夫婦は政府を信じており、何かあっても助けてくれると信じている。
ついに核爆弾が投下され、衝撃で家の中も無茶苦茶になるが、夫婦は無事。
ついついシェルターから出てしまうし(中にいてもあまり違いはないけど)
放射能を雪のようなものだと想像し、特に問題なさそうだと話す。
やがて夫婦の体に変調が起こるが、核爆弾に影響とは思っておらず
騒ぎが終わったら病院へ行こうなんて話し、次第に弱っていくと言う終わり方。
日本人の目からすると、放射能に関する知識がなさすぎなんだけど
それはちょっと古い映画だからではなく、ごくごく最近のアクション映画でも、
主人公のすぐそばで核爆発があっても平気だったりして
この夫婦だけの問題ではなく、結構根深いものだと感じさせられます。
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