「オットーという男」(2022年米)
トム・ハンクス主演のドラマ。
ハンクス扮するオットーは気難しい老人役で、ルールを守らない者には文句を言い
不必要な近所づきあいを避ける生活をしていた。
だが、近所に越してきたマリソル一家は、オットーに大工道具を借りたり
車を運転させたり、留守番させたりと、図々しく頼んでくる。
オットーはこれに不満を言って断ったりするが、
結局見放せずに手伝ったりする、人の良さが見え隠れする。
オットーが1人暮らしをするようになったのにはドラマがあり、
さほど仲良くなさそうでない隣人の方が、
マリソルの知らないオットーの昔を知っていたりもする。
オットーは妻の死を嘆き、何度も自殺を試みるが
悪運なのか、人の良さからなのか、毎度生き延びてしまう。
そんな中、疎遠になっていた友人が、建設会社に家を奪われようとしていると知り
オットーはリーダーシップを発揮して、その問題に立ち向かうと言う展開。
オットーが人付き合いを避けようとしているにもかかわらず、
彼を中心としてコミュニティが出来ていく事に好感が持てる。
オットー自身の家族は1人もいないのだけれど(回想を除けば)
それでも人と人との関係が確立できる世界って、なんかいいですね。
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