「大いなる男たち」(1969年米)
ジョン・ヘンリー・トーマス大佐 元北軍(ジョン・ウェイン)
ラングドン少佐 元南軍(ロック・ハドソン)
シャーロット ラングドンの娘
ブルーボーイ 先住民。トーマスの養子
マーガレット ラングドンの妹
ウィルクス ラングドンの部下(ジャン・マイケル・ビンセント)
アンダーソン ラングドンの部下
ロハス将軍 メキシコ反乱軍
起:南北戦争が終わり、元北軍トーマス大佐は馬をメキシコ皇帝に売る事にする。
承:トーマスは、山賊に狙われる元南軍ランクドン少佐を助ける。
転:メキシコでは反乱軍が台頭しているらしい。
結:ラングドンが反乱軍に捕らわれ、トーマスが助ける。
南北戦争が終結。
元南軍ラングドン少佐の所へ、彼の農場を買い取りたいと言う男が現れる。
やがて競売にかけられるとされるが、ラングドンは追い返す。
決断したラングドンは、屋敷に火を着け、家族や仲間と移動する事に。
元北軍トーマス大佐も、仲間と移動していた。
メキシコ皇帝の使いと言う男が、彼らの馬を買い取ると言う。
トーマスは米軍に売る予定だと断るが、
買い叩かれた為、メキシコ皇帝に売る事にする。
山賊の存在に気付いたトーマスは、近くにいるラングドンに警告。
トーマスらは歓迎されるが、元北軍と知って、警戒する者もいる。
ラングドンにも、息子を殺した相手かも知れないとわだかまりがあったが、
酒を飲んで水に流す事に。
一方、ラングドンの娘シャーロットは、
トーマスの養子ブルーボーイに惹かれていた。
ラングドンは山賊と話し合いする事にし、トーマスも同席。
すべてを渡せと言う山賊を倒し、ラングドンはトーマスに感謝する。
ラングドンらは、メキシコ皇帝の保護下へ向かっていると言う。
ラングドンに誘われ、トーマスらは独立祭のパーティに参加する事に。
ブルーボーイはシャーロットと親密に。
トーマスはラングドンの妹マーガレットと親しくなる。
双方の力自慢が殴り合いし、大乱闘に発展。
トーマスらも参戦するが、最後には和気あいあいとなる。
トーマスらは、メキシコ皇帝軍の兵士が大勢殺されているのを発見。
反乱軍の仕業らしい。
ブルーボーイを使いに送り、ラングドンは事態を知って警戒。
シャーロットを好いているウィルクスは、ブルーボーイに嫌がらせをするが、
ラングドンに咎められる。
一方トーマスは、メキシコ皇帝軍に馬の群れを引き渡す。
ラングドンは歓迎されるが、実は彼らは反乱軍で、捕らわれてしまう。
反乱軍は、メキシコ皇帝が残虐行為をしていると指摘。
トーマスの馬を要求し、明日正午までに馬が届かねば、全員を銃殺にすると告げる。
事態を知ったトーマスは、ラングドンを助けると約束。
メキシコ皇帝軍はフランス軍を援軍にしており、撃ち合いに。
ラングドンらは処刑されそうになるが、
トーマスの馬が到着したと知って、処刑は中止に。
反乱軍のロハス将軍は、トーマスらを歓迎する。
ブルーボーイとシャーロットの仲は認められる。
そしてトーマスは、マーガレットを今後の人生の伴侶にと誘うのだった。
と言う訳で、ジョン・ウェイン後期の西部劇。
ウェインは北軍の大佐で、終戦で3000頭の馬をメキシコ皇帝に売る事に。
近くにはロック・ハドソンの南軍少佐がいて
ウェインが山賊から助けたりして、双方に交流が生まれると言う展開。
2人にわだかまりはないが、部下たちはそんなにすんなりは行かない。
ハドソンの部下にジャン・マイケル・ビンセントがいて、ハドソンの娘を狙っているが
この娘は、先住民であるウェインの養子と恋に落ちる。
ただし、マイケル・ビンセントのキャラは大人しめで、激しい衝突にはならない。
終盤になって、メキシコには皇帝軍と反乱軍がいて衝突しているとわかり
巻き込まれて三つ巴ならぬ四つ巴になって、ちょっとややこしくなるのが難。
ハドソンはピンチになるが、ウェインは終始マイペースなのはお約束か。
マイケル・ビンセントはデビュー作「テキサスの七人」の翌年。
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