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映画を見た時の感想を入れときます

2024/08/17 「ザ・コンフィデンシャル」

2024-08-17 00:00:00 | 日記
「ザ・コンフィデンシャル」メル・ギブソン

トム・モラン 警官(ドミニク・パーセル)
マイク・ソーントン モランの相棒(ニック・スタール)
警部補 モランらの上司(メル・ギブソン)
ラーナー 内務調査局
アナ モランの妻(ケイト・ボスワース)
セニョール 麻薬常習者

起:警官モランは、殉職して家族に金を遺そうと考える。
承:モランは殉職するが、内務調査局ラーナーは不正を疑う。
転:ラーナーは、モランの相棒マイクを追及する。
結:真相を知ったラーナーは、マイクの追及をやめる。

 1995年NY。戦友だったモランとマイクは、従軍後に麻薬取締官になった。
 モランらは覆面姿で麻薬組織に踏み込み、金を奪って退散。
警察の取り調べで、強盗も警官だったと言う話が出る。
 麻薬常習者である情報屋セニョールは、
自身がエイズだと知り、自暴自棄になっていた。
 一方モランは、殉職した同僚フランクの家族が組合から金を受け取ったと知る。
実は癌であるモランも、その方法で金を遺そうと考えたのだ。
マイクはそのアイデアに反対。
マイクは金ならあると言うが、モランはその提案を断る。

 モランはセニョールを脅し、自分を撃たせる。
マイクはセニョールを射殺し、
上司である警部補には、大きな取引を追っていた際の悲劇だと報告する。
 モランの葬儀が行われる。
妻アナは葬儀代も出せないと心配していたが、
殉職者として組合から金が出ると知らされる。
 一方、内務調査局のラーナーは、モランらの不正を疑っていた。

 アナは、モランが横領を疑われていると明かす。
マイクはラーナーに抗議するが、動揺しすぎだと逆に疑われる。
 ラーナーは、モランとマイクが麻薬組織を襲った強盗だと疑っていた。
彼らには戦場での絆があるとするが、警部補は否定的だ。
 ラーナーはマイクから事情聴取する。
情報屋から金の情報を得たのではないかと。
モランの机から、強盗のものらしきスキーマスクが見付かるが、
マイクは捜査上の証拠品だと否定する。

 情報屋と職務を越えた交流があったとして、マイクは停職となる。
 落ち込んで酔い潰れるマイクを、ラーナーはさらに責める。
この件は一生付きまとうとし、罪を償えと責める。すべてを話せと。
 するとマイクは真相を明かす。
セニョールはエイズで、死を望んでいた。もともと自殺するつもりだった。
一方、モランは殉職すれば、家族に給付金が入る。
2人とも、死んで救われたのだと。
 ラーナーは、警部補が最初から真相を知っていたのだと気付く。
警部補は、警察は時に警官の家族を守らないと話す。
 ラーナーは、不正申し立てを取り下げ、これ以上の追及はしないとする。
マイクの停職は解かれ、仲間と乾杯。
警部補は、ラーナーが希望して現場へ異動になったと話すのだった。

 と言う訳で、メル・ギブソンが出ているアクション作。
近作ではギブソンが物語の主人公ではない事もあると承知していたが
警部補であるギブソンの部下として
ドミニク・パーセル、ニック・スタールも出演。
パーセルの妻はケイト・ボスワースと言う、豪華なようにも思える布陣で
何となく、パーセルが主人公なんかなと想像。
実はパーセルは悪徳警官らしいとわかるが、給付金目当てに殉職を偽装。
死んだフリとかではなくて、本当に死んでしまい
生活が苦しい家族の為に金を遺したとわかる。
だが、生真面目な内務調査官が不正を疑い(不正には違いないけど)
相棒であるスタールを追及すると言う展開。
映画の真ん中あたりからその調子なので、
真の主人公は、まさかのスタールだとわかる。
ラストになってパーセルの事情を知った内務調査官は追及をやめるが
視聴者は序盤から事情を知っているので、何を今さらと言う印象。
ギブソンは事情を察していて、スタールをかばったりして
凄くいい人にも、悪い人にもならない。
思っていたのと違う方向へどんどんずれていくタイプの作品。

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