２０２１／０９／０１ ＣＳＩ：１２ 科学捜査班「卵の反乱」

ＣＳＩ：１２　科学捜査班「卵の反乱」 カジノで小児科医が射殺される。

ＤＢラッセル　新メンバー（テッド・ダンソン）
ジュリー　頼れる姉貴分（エリザベス・シュー）
ニック　ムードメイカー
サラ　強さと繊細さを合わせ持つ才女
ブラス警部
ロビンス医師
モーガン　ロスから来た新メンバー。エクリーの娘

ドクター・キール　被害者。小児科医
エイヴリー　キールの息子
ジョーダン　容疑者
シェリー　ジョーダンの彼女
ゼイヴィア　容疑者

起：カジノで小児科医が射殺される。
承：目撃された犯人に瓜二つの容疑者が２人見付かる。
転：彼らは体外受精による兄弟で、３人目が仲間割れで始末される。
結：小児科医の息子の少年が４人目で、彼が首謀者だった。

　カジノで男性が射殺される。
建物は封鎖され、犯人はまだ中にいるはずだ。
監視カメラで犯人を発見するが、なぜかすり抜けて階段から逃げられてしまう。
だが、まだホテルからは出られない。
　銃声は２発しており、１発が犠牲者に命中。
もう１発は近くのスロットマシンに当たっていた。
　モーガンらは客室を回り、監視カメラの男を待っていたと言うシェリーを発見する。
　サラは被害者キールの部屋へ行き、息子である少年エイヴリーを見付かる。
部屋でゲームをしていた彼は、父親の死を知ってショックを受けた様子だ。

　客室に隠れていたジョーダンを見付ける。
彼は監視カメラの男そっくりだが、事件とは無関係だと言う。
男がシェリーと写った動画が残っているが、彼女の事も知らないと。
　男がシェリーとカジノにいた監視映像が確認されるが、
同時に同じ顔の男が別の場所にいる映像も見付かる。
　ジョーダンのＤＮＡは現場の血と一致するが、指紋は一致しない。
つまり、ジョーダンと犯人は双子に違いない。
だが病院の記録で、ジョーダンは１人で産まれていたとわかる。

　やがて、ジョーダンと瓜二つのゼイヴィアと言う男が捕まる。
ジョーダンを知らないと言うゼイヴィアは、
双子の女性と楽しんでおり、部屋からは出ていないと言う。
　ジョーダンもゼイヴィアも、ベガス旅行に当選してホテルを訪れたと言う。
彼らが双子である事は間違いない。

　２人の血液の抗体を調べるが、どちらも現場のものとは一致しなかった。
つまり３人目がいる事になる。
彼らは体外受精で、それぞれ違う場所で産まれたのだ。
被害者キールは小児科医で、犯人は復讐が目的かも知れない。
　ジョーダンの母親は、他の受精卵は廃棄すると聞いていたと言う。
キールには、不妊治療の研修医をしていた過去があるとわかる。

　犯行に使われたのは、貫通しない弾芯がない弾だと判明。それを使うのは保安官だ。
　２人はベガス旅行を偽装しており、同じ旅行に参加した３人目のケビンが浮上。
ケビンには保安官助手をしていた過去があるのだ。
　部屋に踏み込むが、ケビンは服毒自殺していた。
部屋には犯行に使われた銃があり、キールを殺したと告白する動画も残されていた。
だがニックは、彼も真犯人ではないのかもと疑う。
ジョーダンら２人が協力し、ケビンを犯人に仕立てたのかも知れない。

　ドクター・キールのＰＣを調べ、最近になって３人の素性を調べていたとわかる。
３人とも前科があり、ゆすりの標的にされたのかも知れない。
　一方サラは４人目がいると考え、エイヴリーから事情を聞こうとする。
だが顔認証ソフトは、エイヴリーこそ４人目だと判定する。
彼らは、歳は離れているが、四つ子なのだ。

　偽のベガス旅行をでっち上げたのはエイヴリーだった。彼が首謀者だ。
キールが死に、エイヴリーが１８歳になれば遺産が相続される。
だが、実行犯であるケビンが分け前を増やすように要求した為、
自殺を装って始末したのだ。
ケビンの口に薬を押し込んだのは、エイヴリー自身だと判明する。
　エイヴリーは、キールによって自身が産まれた事をインチキだと感じていたと話す。
いずれにせよ、ジョーダンとゼイヴィアにとっては完全犯罪だ。
証拠があるのは、ケビンがキールを撃った事と
エイヴリーがケビンを殺した事だけなのだ。
サラは、残りの２人が共犯だとする証言を求めるが、エイヴリーは断る。
彼らは、血のつながった唯一の家族だからと。。

　と言う訳で、シーズン第１９話。
カジノで小児科医が射殺される。
捜査を混乱させる事に、瓜二つの容疑者が浮上。
双子ないし三つ子による完全犯罪と言うアイデアは昔からあるが
体外受精が登場するあたりが現代風。
さらに、歳の離れた四つ子だったと言うのは、体外受精ならでは。