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映画を見た時の感想を入れときます

2024/09/15 「小さな巨人」

2024-09-15 00:00:00 | 日記
「小さな巨人」(1970年米)

ジャック・クラブ (ダスティン・ホフマン)
先住民の長老
ペンドレーク夫人 牧師の妻(フェイ・ダナウェイ)
メイウェザー 詐欺師(マーチン・バルサム)
キャロライン ジャックの姉
オルガ ジャックの妻
ビル・ヒコック 有名なガンマン
カスター将軍

起:先住民に育てられたジャックは、ペテン師やガンマンになったりする。
承:オルガと結婚するが連れ去られ、彼女を探し回る。
転:先住民が襲撃を受け、カスター将軍を恨む。
結:先住民と協力し、カスター将軍を倒す。

 121歳の老人ジャック・クラブは、
カスター将軍の戦いで生き延びた白人として、インタビューを受ける。
ジャックは、110年前の話から始める。
 少年ジャックの集落は襲撃を受け、姉キャロラインと2人が生き残った。
シャイアン族に見付かり、捕まる。
姉はレイプされると言って逃げ出し、それっきりに。
ジャックはシャイアン族に育てられ、先住民として成長した。
 ジャックは「小さな巨人」と呼ばれるように。
白人の襲撃を受け、ジャックも白人だと気付いて連れ帰られた。
ジャックは牧師の養子となり、妻ペンドレーク夫人に読み書きや計算を教えられる。
ペンドレーク夫人に誘惑され、ジャックは信仰に走るが、
夫人が店主とも関係していると知って、信仰を捨てる。
 ジャックは、ペテン師メリウェザーと行動するようになる。
同情を買い、怪しい薬を売るのだ。
騙された連中に捕まるが、そのリーダーが姉キャサリンだと判明。
キャロラインに銃を教えられるが、ジャックの銃は凄腕だとわかる。
天性のガンマンなのだ。

 ジャックはガンマンとして生活するように。
有名なガンマンであるヒコックと知り合い、親しくなる。
だが、男を射殺してしまった事でショックを受け、ガンマンをやめる事に。
これに呆れたキャロラインは、ジャックのもとから去る。
 ジャックは、オルガと言う英語の話せない女性と結婚する。
カスター将軍と出会い、西部へ行くように告げられる。
先住民の襲撃を受けるが、殺しを止め、オルガが連れ去られてしまう。
 ジャックはオルガを探し回るが見付からず、
シャイアン族の地へたどり着いて長老と再会する。
 オルガを探したいジャックは、再びカスター将軍に雇われる事に。
隊はポーニー族を襲撃。
女子供をも撃つのを止め、反逆罪として追われる羽目になる。
そんな中、妊娠した娘を助ける。

 ジャックは再び長老を訪ねる。
長老は、白人は生きようとする命も殺してしまうと批判。
 ジャックは先住民と行動し、助けた娘を妻にする。
かつての仲間のもてなしを受けるが、彼の妻がオルガだと気付く。
英語を話せないオメガだが、シャイアン語は得意のようだ。
ようやくオルガを見付けたが、ジャックは名乗る気にはなれなかった。
 騎兵隊の襲撃を受け、ジャックと長老は脱出。妻子は殺されてしまう。
 ジャックは兵士に扮してカスター将軍に接近。
寝首をかこうとするが、怖くなって出来ず。
絞首刑される事もなく追い出され、ジャックは屈辱を感じる。

 ジャックは酔いどれになっていたが、ヒコックと再会。
金をもらって、身ぎれいにする。
だが少年に撃たれ、ヒコックは死んでしまう。
ヒコックの遺言でルルと言う女性を探すが、
ジャックはそれがペンドレーク夫人だと気付く。
彼女は娼婦になっていたのだ。
夫人に誘惑されるが、ジャックはヒコックの金を渡して立ち去る。
 ジャックは再び飲んだくれ、荒野を放浪。
またも遭遇したカスター将軍に頼み、偵察員として雇われる事に。
将軍は、ジャックが先住民を逃がす目論見だと承知しており、
その裏をかくように指示する。
 将軍は、ジャックの話の裏をかき、先住民を襲撃。
ジャックは将軍に撃たれそうになるが、将軍は先住民に射殺される。
助けた先住民は、これで貸し借りはなしだと告げる。
 長老は、白人とはうまくやっていけないと話す。
今日は勝ったが、明日は勝てないと。
長老はテントに戻り、ジャックは彼を世話するのだった。

 と言う訳で、ダスティン・ホフマン主演の西部劇の珍品。
ホフマンとしては「真夜中のカーボーイ」と「わらの犬」の間と言う、比較的初期。
冒頭で老人となったホフマンがインタビューを受け
「これは110年前の10歳の時の話じゃ。。」と言うから、彼は120歳と言う訳。
この時点で、本作がほら話系だとわかる。
少年時代のホフマンは先住民に育てられるが、そのまま話が進む訳ではなく
先住民から離れてペテン師になったり、ガンマンになったり結婚したり。
ヒコックとかカスター将軍と言った、実在の人物と絡んだりもするが
日本人的には知名度がいまいちで、
「フォレスト・ガンプ」的なものを期待すると、少しずつ物足りない。
ちなみに、ヒコックは「ホワイト・バッファロー」でブロンソンが演じたガンマンね。
時々、先住民の長老の所へ戻るから、意外に狭い範囲で活動していたのかも。

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