松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

櫨染プロジェクト その3

2008-11-18 19:04:30 | 櫨染(はじぞめ)プロジェクト
首尾良く櫨の丸太が手に入った私ですが、櫨の芯材がどのように入っているのか気になってしょうがありませんでした。

そこで、丸太を持ち運びができるように40cm位に切ってもらって近所の製材屋さんに持って行くと、かえって中途半端な長さの丸太だから機械で切ることはできないと言われました。しかし櫨の木の話をあーだこーだと粘って話しているうちに、製材屋さんもたまりかねて早く決着をつけたくなってきたのか、「だぁ。ちょっと切ってみよ。」と言われました。


チェーンソーでウィーーンという音をたてて櫨の木の側面を切ってもらいます。


黄色い芯材の粉が飛び散り、櫨の芯材が姿を表しました。
思ったよりも黄色が深くて鮮やかな色です。

丸太を庭に放置しても半年ほどじゃ全然乾燥まで至らないばかりか、丸太のままだったら中身が乾燥するまで10年近くかかる場合もあるのだそうです。


つまりこの櫨の木は、まだみずみずしい新鮮な丸太だったってわけですね。

櫨の丸太を手に入れたのはいいものの、櫨染をいったい誰がどのようにするのか?

実はこの時点で私はまだ何も考えついていませんでした。染色家に知り合いがいるわけでもないし、自分ができるわけもなし。ただ芯の鮮やかな黄色を見ながら、きっとできる。絶対に櫨染はできる!と確信のようなものは生まれていたのです。

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