松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

雨上がりと講習会

2009-07-25 20:05:29 | 和弓と櫨
昨日から今日にかけて、すごい雨でしたね。

近所の川では危険水域まで水位が上昇してきたので、避難場所の案内とかが有線放送で流れていました。

しかし今日は晴れてくるだろうとの予報もあったので、初・弐段の弓の講習会に参加するために、朝から博多の森弓道場に向かいました。上の画像は筑後川です。

初・弐段の講習会は年に2回。普段と違う先生に見て貰う絶好のチャンスなので受けておいた方がいいよと先生や先輩方からアドバイスされていました。今回の参加者は約70名。キョロキョロ見渡したんですが知り合いは全くなくて、たまたま遠的練習に来ていたKさんの顔を見つけてほっとしました。



講習会の参加費は無料でしたが、受付で100円徴収されて後でアイスクリームが配られました。これはありがたかったです。

ん?先生達への謝礼金は?

な、なんと、ボランティアなんですよ。弓道の場合、先生は一切教授料をとりません。生徒たちは皆、先生から無料で習い、熟達して称号をもらうと、自分が先生となって生徒に無料で教えるんです。先生側から見たら、いわば弓の道での「奉仕」。ハードな一日だったと思います。

今日はしょっぱなから教本を持って「礼記射義」と「射法訓」の音読だったのに、教本を持ってこなかった私。少々焦りましたが、いつも練習の時、神拝とセットで音読をしていたので落ち着いて暗唱できました。

その後、教士の先生方5人が70人の射を一人ずつ見て、全員で入退場と歩く練習を二回。ずらずらと一列に並んで道場の中を歩き回ってチェックを受けます。一回目の入場時、さっそくめざとく注意されました。

「あなた揖(ゆう)をする時、アゴが出てるのよ!」

二回目の時、顔を覚えられたのか揖(ゆう)をする前に声がかかりました。

「あなたはアゴ!」

その後は弦が切れた時の処理と、矢が落ちた時の失の処理。進行係の動作も指導され、休憩の後に各班に分かれての個人指導です。私はなんて言われるだろう?というと…

「あなたは身体が大きいから、妻手を前に下ろすと小さく見える。大きく開いて引くととても見栄えがするわよ。」

結局いつもT先生から言われてることと全く同じ助言だったことにオドロキました。「こうしたら中る」ではなくて「こうしたら見栄えがする」というアドバイスなど、まさしくスポーツではなくて…舞踊?

ふぅ。朝から夕方までの講習会でしたが、とても勉強になった一日です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
晴弓雨読。 (HookTail+kana)
2009-07-26 10:46:48
ほー、そんな講習会があったのですね。行きたかったな。この3日間、大雨続きで練習にも行けず。私も教本で勉強し直しますっ。
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ちょっと遅レスですが (elster)
2009-07-27 22:36:27
HookTail+Kanaさん
私が参加したのは福岡地区の講習会なんです。たぶん筑後地区でも講習会はあってると思うけど…?
ところで、もうすぐ七夕杯ですね。今度はとても気合いが入ってるのでがんばりますよ!
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