先日、久しぶりに弓道場へ行って弓を引きました。櫨のシーズンから年末にかけてず~っと忙しかったのでブランクは一ヶ月以上です。
こんなに間が空くと身体がかなりなまってるし、引けるかどうかも自信がなくなってきます。
皮肉なことに、こういうモチベーションが下がった時期に、新しい弓が都城から届きました。
煤竹の弓15キロ。銘は南崎寿宝、製作者は南崎裕一さん。もちろん側木は櫨です。
ずっと以前から欲しかった弓なのに、気品のある煤竹の輝きを見てるうちに、どうにも気後れしちゃって、私は身分不相応な弓を買ったのではないかとオドオドしてました。
ちょこっと弦を鳴らしてみるとベィイイインと良い音が出ます。も、もうこれだけでオナカいっぱい。
この弓、引いていいのかどうか。
弦が弓よりやや右側に入ってるのを入木(いりき)。逆を出木と言うそうですが、弓は入木でなくてはならないそうです。
こちらから見て、姫ぞりが弦と並行になっていないといけないんだそうです。
なぜ入木なのかとか、なぜ弦と並行なのかというのは、まっすぐ矢を飛ばせるための技術らしいんですが、実を言うと私にはイマイチ理解できてません。弓の道理というものが二年以上経ってもさっぱりわかってないかと思うと、ますます寒空同様どんよりした気分になってきます。
この弓、私が引いていいのかどうか。
ためらいながら素引きを何回かするだけにしてましたが、そのうちT先生から「たまには引いた方がいい」と言われ、ついに矢を番えて引くことにしました。弦は麻弦です。
カーボンに比べると、竹弓は柔らかい引き心地です。大三から会に入って、離れにいった瞬間、ぱああああんと高い音がして弦が切れました。
その瞬間、弓が大きくのけぞって唸りながら息を吸い込んだ…ように見えました。
ずっと弦を張りどおしだったから鬱屈としていたかのようです。
この開放感!
というわけで一句。
弦切れて 寒空に咆ゆ 若き弓
おそまつでした~。
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こんなに間が空くと身体がかなりなまってるし、引けるかどうかも自信がなくなってきます。
皮肉なことに、こういうモチベーションが下がった時期に、新しい弓が都城から届きました。
煤竹の弓15キロ。銘は南崎寿宝、製作者は南崎裕一さん。もちろん側木は櫨です。
ずっと以前から欲しかった弓なのに、気品のある煤竹の輝きを見てるうちに、どうにも気後れしちゃって、私は身分不相応な弓を買ったのではないかとオドオドしてました。
ちょこっと弦を鳴らしてみるとベィイイインと良い音が出ます。も、もうこれだけでオナカいっぱい。
この弓、引いていいのかどうか。
弦が弓よりやや右側に入ってるのを入木(いりき)。逆を出木と言うそうですが、弓は入木でなくてはならないそうです。
こちらから見て、姫ぞりが弦と並行になっていないといけないんだそうです。
なぜ入木なのかとか、なぜ弦と並行なのかというのは、まっすぐ矢を飛ばせるための技術らしいんですが、実を言うと私にはイマイチ理解できてません。弓の道理というものが二年以上経ってもさっぱりわかってないかと思うと、ますます寒空同様どんよりした気分になってきます。
この弓、私が引いていいのかどうか。
ためらいながら素引きを何回かするだけにしてましたが、そのうちT先生から「たまには引いた方がいい」と言われ、ついに矢を番えて引くことにしました。弦は麻弦です。
カーボンに比べると、竹弓は柔らかい引き心地です。大三から会に入って、離れにいった瞬間、ぱああああんと高い音がして弦が切れました。
その瞬間、弓が大きくのけぞって唸りながら息を吸い込んだ…ように見えました。
ずっと弦を張りどおしだったから鬱屈としていたかのようです。
この開放感!
というわけで一句。
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ほど良い入り気
胴の入り具合もほど良く、大人しい弓の様にお見受けしました。
弦切れした後、新弦をきちんとしないと成りが変わりますよ。
この写真を参考に同じ成りになるように弦を作りましょうね。
いやはや。
ホントに生きてるみたいです。