後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔216〕中村英之さんから届いた『食からひろがる地域のつながり』(入江一惠著)の紹介です。

2019年04月15日 | 図書案内
 中村英之さんを知ったのは妻を介してです。妻のブログ「リーメンシュナイダーを歩く」を読んで連絡をくれたのです。裁判所にお勤めの方と聞いていましたが、美術全般について造詣が深く、年に数回海外の美術館・博物館を訪ね、ブログも書かれています。自己紹介の欄に「年に2回ヨーロッパにひとり美術館と居酒屋めぐり。映画エッセイを少々。」とあります。ブログの内容は多岐にわたっていて、美術・映画・演劇そして本の紹介などその充実ぶりは目を見張るものがあります。
 そして、いつの頃からか我々の夫婦共同誌「啓」を読んでいただいて、東京にいらしたついでに、我が家にも立ち寄っていただいたことがありました。様々な市民運動も展開されていて、その資料や本を送っていただいたこともたびたびでした。このブログでも紹介したことがありました。(ブログ〔140〕同世代の小平陽一さんの『僕が家庭科教師になったわけ』、共感しながら読み終えました。)
 今回「啓」終刊ということで、以下のようなメールをくださり、お仲間の書いた本も寄贈していただきました。まだ読み切れていないのですが紹介させていただきます。
 
■中村英之さんのメール
 「啓」最終号100号ありがとうございました。
 これまで、編集、校正、印刷、発送等 本当に大変だったと思います。欠かさずお送りただいたこと心より感謝いたします。そしてお疲れ様でした。今後はお二人のブログをできるだけ拝見させていただきます。楽しみです。
 私ごと、この3月で裁判所を早期退職いたしました。
 4月からは一応自由の身ですが、緑様のようにドイツにまで語学留学とまではいきませんが、大学及び大学院で美術関係の聴講生を申し込んでいます。また、自宅近くの兵庫県立美術館でのミュージアム・ボランティアに登録しています。(略)

 11月23日の写真展と永田さんとの対談にはぜひ出席したいと思います。
 また今年もドイツに行かれるのですね。私は早期退職を決めてから、海外旅行は自粛しており、一昨年のフランクフルトなどが最後になりました。また行きたいですが、今後の財政状況や健康との相談になります。お気をつけて。また旅行記はまたブログで読ませていただきます。

 半田たつ子さんが始められ、後に稲邑恭子さん、中村泰子さんが引き継いだ「We」誌で敬愛する入江一恵さんが「ひまわりの日々 食からひろがる地域のつながり」を連載されていてこの度単行本になりました。もし、まだご入手されていらっしゃらなければお送りします。

■中村英之さんからの寄贈本
●『食からひろがる地域のつながり』入江一惠、フェミックス224ページ、1600円+税
 本書は「食はいのち、高齢者の食を地域で支える」という入江さんとその仲間たちの熱い思いの実践の場、「ふれあい食事処 明舞ひまわり」を舞台に、ふれあい食堂・配食・見守り、相談事業やまちづくりなど、15年間にわたる活動の集大成が描かれています。 〈食〉を通じた人との出会い、地域のつながり、泣き笑いのエピソードに思わずほろりとして、希望を感じる一冊です。 高齢化社会が進む中で全国的に緊急な課題となっている「誰もが安心して暮らせる、共生のまちづくり」の先進事例として注目される試みです。


 私は、半田たつ子さんが1982年に創刊された『新しい家庭科We』(ウィ書房)の2年目に小学校の家庭科の実践を10回執筆させていただきました。その後、1992年に『くらしと教育をつなぐWe』(フェミックス)としてリニューアルされました。本書はその雑誌に80回にわたって連載された文章をまとめたということです。

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