後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔476〕最新「ゆめ通信」には安田菜津紀さん講演・西崎典子さん「憲法審査会ウオッチング」など満載です。

2022年05月22日 | メール・便り・ミニコミ
 清瀬市議・布施由女が年4回が発行し続けている「ゆめ通信」最新号(2022年春号)が刷り上がってきました。ウクライナカラーの議会便りです。
 布施由女の議会報告、お馴染み西崎典子さんの憲法審査会ウオッチング、新登場・奥田時江さんの「エシカル消費の勉強会で学んだこと」、安田菜津紀さんの講演会の様子など盛りだくさんです。
 最終ページはウクライナ危機の今、世界平和を祈願して、メンバーからの熱いメッセージです。是非拡大して、ご覧ください。









◆憲法攻撃を迎え撃て
  沈思実行(100)
                        鎌田 慧

 停戦のための努力をまったくせず、これからますます激化しそうな
ロシアのウクライナ侵攻を好機とばかり、岸田文雄首相は5月3日の
憲法記念日でも、憲法を攻撃している。
 彼は改憲派団体(わずか200人か300人程度の集会)に送ったビデオ
メッセージでこう言った。
「施行から75年が経過し、時代にそぐわない部分は改正して
いくべきだ」

 古くなったから変えよう、との粗雑な言い方だが、敵は本能寺、
攻撃を平和国家の精神というべき、憲法9条改悪にむけているのは
周知の事実。
 自民、日本維新などにいるウルトラ右翼や自己保身のために、憲法を
戦争準備に売り渡そうとする政治家たちの、憲法改悪の叫びがこれから
強まりそうだ。

 岸田首相は、ビデオメッセージでウクライナ戦争とコロナウイルスの
蔓延をダシにして、9条への自衛隊明記や緊急事態条項など、自民党
改憲案の「早期の実現」を訴えた。
 平和憲法を祝う日に、首相が、白昼堂々、憲法破壊を公然と語る(
99条違犯)のは、無法行為というべきだ。

 安倍の弟、岸信夫は岸信介の養子となった男だが、いまは防衛大臣に
引き上げられ、岸と安倍の右翼性を引き受けている。
 訪米していた5日、オースティン国防長官と会談、「敵のミサイル
発射拠点などをたたく『敵基地攻撃能力』をふくめ『あらゆる選択肢を
排除しない』と述べ、オースティン氏は歓迎した」
                  (「朝日新聞」5月6日)
 「敵基地攻撃能力」と「核共有」が、ロシアのウクライナ侵略戦争後
の、安倍など右派のどさくさ紛れの主張だ。

 核共有は、アメリカの核爆弾を日本に持ち込ませようという暴論
だが、さすがにヒロシマを選挙基盤にしている岸田首相には、認められ
ない方針だ。
 ウクライナの人びとが戦争に苦しむのを尻目に、防衛費の倍増(年間
10兆円以上)を図り、台湾有事を煽って日米同盟強化、沖縄の先島での
ミサイル基地建設、教育、マスコミの統制強化がすすめられようと
している。
 その結果、アメリカの戦争に巻き込まれる。
 戦争に参加するのはマッピラ御免だ。
              (5月18日週刊「新社会」8面より)

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