春になったらもう一度楯ゲ崎の山の青葉の膨らみの中を歩こうと、「樹木 見分けのポイント図鑑」というポケット版を買った。日本の樹木はかぎりなくあるようで、楯ゲ崎にはどのくらいの種目があるのか知らないが、名前をおぼえるのが相当困難そうだ。
専門家の方に連れていってもらい、解説願うのが一番だろう、と元副市長をやっていたOさんが浮かぶ。かれは樹木医である。この地方の樹木などは若い時期の記憶力が優れた頃におぼえてしまっているのだろう。一度公民館でお話を聞いたおとがある。その公民館でのセミナーでは結構な数の市民の方々がきていた。
この地方の四月、五月の若葉は勢いがよく、まるで緑の雲が湧くようである。
今年は写真をとってあとで本の写真と照合するか、その場で、都度探すか、いまから楽しみにして、決めようと思う。
去年、楯ゲ崎を道路から眺めていたとき、隣の木に鶯が来て、ホーホケキョと鳴き、警戒することもなく、鳴き続けたもだった。長閑というのはこんなことだと思った。
このごろ雀の大群が庭の金木犀にやってくる。チュンチュンと喧しいのだが、気分が損なわれることはない。
夏になると硝子戸に現れるバリ島から連れてきてしまったヤモリは子供を産んでいて、三匹となっている。今年は零下になったから、無事に冬を越せただろうか。
そんなことを思い、また図鑑を眺めている。
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