25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

超短縮と縮小

2019年11月01日 | 社会・経済・政治
池の水が出なくなったので、今日業者さんに取水地まで検分に行ってもらった。その報告は無惨なものだった。台風で石がまくれこんできて、バルブは破壊、ホースも流され、取水のパイプも壊れ、修復するには大きな石をどかさなければならない。3軒の家でこれを維持していたのだが、今はウチだけになって、うーん、と考えてしまう。
「大工事やんな」
 と鉄工所の業者さんは絵を描いて説明してくれた。
「ここ、ここ、ここ、これこの石・・・」とスマホでも実際の写真を見せてくれる。
「ちょっと考えさせてください」
 
 これは宿題のようなもの。日をおいて考えることにした。なんだかだとあるものだ。

 さて、これは面白く、興味深いことなので、報告しておきたい。ぼくは語学プレイヤーアプリを開発した。そしてそれが承認された。
 次にぼくは145か国で配布されるものの、日本語がわかない人には理解できないかもしれない。そこで、グーグルでは翻訳サービスを行っている。世界中のほとんどの言語を翻訳してくれるわけである。これはAIではない。人間による翻訳である。翻訳AIになるとまだまだである。人間による翻訳は一文字0.07ドルである。
 例えば、英語、中国語の繫体字(台湾、香港など)、韓国語、フランス語、ヴェトナム語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語の8つの言語翻訳を依頼すると、2日以内でできて、合計 227ドルだとすぐに出てくる。こちらが支配しているのは日本語だけで、グーグルはその他の言語の支配権を持っているということだ。

 現在、アップルとマイクロソフトがOSを支配している。スマートフォンとタブレットはグーグルグループのAndroid、アップルの iOS が支配している。中国もグーグルを使っていたが、使用できなくなっている。中国には多くの人口があるから独自のフォームを作るのだろう。すると世界は三つ巴となる。
 それにしても タイトルと説明を翻訳してくれて8言語で227ドルというのは安いと思う。きっとAIがやったあと人間がチェックして人間らしい言葉にしているように思う。世界に展開していくためにはこの道を歩まなくてはならない。
 日本の教材関係のアプリはこれを目指していない。みな日本の中のみのアプリである。アプリに教材をくっつけているからそうなってしまうのだ。
 ぼくのは教材を外してある。各国にある教材を音声で取り込んでそれを使うという方法である。

 22年前にはこういうことはできなかった。ITの分野では超短縮化されてグローバルとなっている。ところがこの22年で、財産のあり方が相当変化している。日本の地方ではバブル崩壊以降、地震騒ぎ以降、不動産価格が減り続けている。資産としては10分の1。ある場所では100分の1のところもある。「もらってくれ」というケースもある。資産価値が極端に減ったのである。ところが知的財産権はある価値が決まれば、これは安定している。作詞や作曲にはどれほどの著作権が入ってくることだろう。こういうものをもつ人もいるのだ。

 22年間の中を生きてきたはずなのに、何かの折に振り返って客観視してみないと推移はわかりにくい。なんとなく世の中というのは変化しているのである。渦中にいるとわからない、というのはそうなのかもしれない。木を見て森を見ず、というのもそうなのだろう。
 すると過去のある時期、渦中にいたときの人々の取った言説や行動を非難できるだろうか、と問いに向き合うことになる。はて。
  
  


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