1448 69歳の元旦は、静かなものである。毎年恒例、ウイーン フィルハーモニーのニューイヤー コンサートを聞いていた。美しき青きドナウの後ラデツキー行進曲で一緒に拍手をして、終了。二十年以上前から、私の新年のセレモニーになっている。今日は、孫のお姉ちゃんの方が、私に付き合っていた。彼女、25年以上前にスイスのインターラーケンで買ったオルゴールに“美しき青きドナウ”が入っているのを聞いたことがあって、同じ曲だと言いながら、そのオルゴールを持ってきた。子供の吸収力、記憶力には驚かされた。
昨年はインドネシアでの仕事の準備が思うように進まず、不完全燃焼の気分になっていた。欲求不満になっていた。他のことはほぼ満足だったが、仕事のことは不満足で、気になっていた。10月から、やっと、仕事ができる状態になったが、二つ三つの試作をしたところで、日本へ帰らなければならなくなってしまった。不本意ながら、私がいる間には注文を取るところまでは至らなかった。
私の仕事は、他でできないもの、インドネシアではまだできていないものを、断らずに何とか作り上げるものだから、話があってから、生産に至るまで(注文を受けるまで)最低三カ月かかるので、仕事を始めても、すぐに生産ができるわけではない。しかし、注文を取って生産が始まれば、それまでの間に何点かの試作をしているので、新しい製品の生産が始まるのは、そう、期間がかからない。だから、多分、一月中には、三点ほどの新規製品の生産が始まるでしょう。それを、確実にするために、インドネシアへ戻ればすぐに、本格的な行動に出ようと思う。会社の押出部門は、忙しくなると思う、忙しくしなければならないと思う。
旅にゴルフに仕事に今年も暇なく過ごすことになると思う。