1456 仕事始めで、いきなり何点かの見積もり依頼が入った。そのひとつにLEDの棒状の蛍光灯タイプがあった。インドネシアにもついに、来たと思った。
この製品については、一年ほど前に、中国製が大手を振って日本へも入ってきているのだから、日本で今さらと思いながらも、N社のテクノサンターにいた時、新しい原料でトライをし、サンプルを作り、その会社の従来の成型方法より、安定した状態を示した。原料もサンプルとして無償で頂いてトライした。私が考えた金型はインドネシアで作って日本へ持ち込んだものでした。だから、難しいものではないが、問題は原料の入手とその価格である。インドネシアでは作っていないし、特殊グレードなので、メーカーは限られるし、在庫のコントルールも難しい。
インドネシアでは、まったく、作られていないが、中国から簡単に輸入できるはずである。その価格に対抗しなければならない。
製造は簡単だが、インドネシアならではの、いろいろ問題もある。しかし、興味深い製品には違いない。
ローレット、懐かしい製品である。10年ほど前まで、インドネシアで私が作っていた。用途はカーテンレール用でした。1インチの鉄パイプに0.8mm厚の樹脂をかぶせる仕事である。重要なのは、樹脂と鉄パイプの接着強度である。かぶせた樹脂パイプが動いてしまっては、使いものにならない。
この仕事も難しくない。
テレビの枠のモール、ABSのコノ字型のプルファイルの内側にダブルテープを貼った製品。この仕事も難しくない。
いずれの製品も量が半端ではないことが、一番の心配。現在の製造ラインの一つで専属して作っても足りない量である。
ま、どうにかなるさ、一遍に仕事が始まることはあり得ないし、とりあえず、見積もりはすることにする。
やる気 どうかな そっと