3554 水を得た魚のよう。ナンブで抑えられていたものが解放され、新しい製品、新しい装置を生き生きとした様子で、作り始めている。私に来る仕事は後を絶たないし、断ることもない。私自身ではできないこともある、例えば、ローカルの機械加工屋さん、装置作り屋さんとの細かい部分の会話、注文など。彼がやってくれるから、私は眺めていればいい。私がやろうとすると、私がやるという。今迄のところではそうはいかない。まず、出来ないと断ってしまうから、彼がしたいことをする機会がほとんどないからだ。
私は、彼の能力を分かっているし、何かあったときには、私がバックアップするし、責任を取る、資金的にも心配はかけない。だから、彼は、より積極的になれる。
従業員全員への話も、私が言うより数倍以上の効き目があるし、理解しやすいはずだ。非常に助かっている。ただ一つの利益が上がっている押出部門の存在をないがしろにして、携わっている従業員の気持ちを理解しないで、場当たり的な言い訳しか客先にしない経営では、やる気はなくなるし、機会があれば、止めて、別の場所に逃げたいというのは、誰だって思うこと。そして、彼は、その場所に移った。そして、彼の動きを見ると、ナンブでどれだけ抑えられていたかが理解できる。
今日は、二ラインで試作をした。ヘニー君とディキ君、それぞれで、パラアマントベッドとホギだ。見ていて楽しくなってしまった。私は二ラインを行ったり来たりしながら補助をした。手伝いをした。彼らの手が届いていない場所で何となく、手を出した。こんな優秀な助手はいないぞと思いながら。
一つは完成したが一つが明日に持ち越しだ。
ナンブのジャカ君から電話が入った。立ち上げがうまくいかない製品についての相談だ。ディキ君がいなくなってしまったので、私に相談だ。勿論、アドバイスをした。太田さん、僕もそっちへ行っていいかと聞かれた。正式名はジャカリア君だ。
試作 助手 し甲斐
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