08:00からウミさんのワルンを出発、それが、なんと日本人の若者と一緒、2日にジョクジャカルタへ行った日本人がいたと聞いていたが、まさか、その本人と今朝、会うとは思っていなかった。イワン君が連れてきたのでびっくりである。特に予定が無いので、一緒に連れて行ってくれというので、初めてのことだし、せっかくだから、一緒にチャガールアラムへ入ることにした。彼は、初めてで、まだ、ラフレシアの本物に会ったことが無い。ブンクルへ行ったらしいが、その時には会えなかったそうだ。今回、2日に全く差開く気配が無かったし、昨日、捜しまわってもらった結果も、無かったということだった。だから、私は全く期待していなかった。そのことを彼にも云っておいた。会えることは運が良いことだと、言っておいた。
それでも、昨日と2日には、入っていなかったところまで入って探しまくった。なかなか見つからない。蕾は沢山あるし、咲いて何日か過ぎて真っ黒になってしまったものも沢山あったが、肝心な、今、咲いているというのになかなか会えない。結局、滝の上も過ぎて、もうないだろうと思っていたところで、独特の臭いがしてきた。必ずあるとガイドたちは確信したようだ、しかし、この場所も2日に私とガイドが臭いを感じて探した場所だった。あきらめずに、急斜面の上の方まで登っていてくまなく探しまくった。ガイドの一人が、あったと叫んだ。かなりの斜面に枯れ草、落ち葉が積もっているので、なかなかそこまで登れない。それでも、遠くから見えるようになった。今回も私の恋人とやっと会えることが出来た。同行の彼はかなり感激していたようだった。とにかく初めて幻の花に会えたのだから。私は何回も会っているが、それでもまた会えればひとしおである。良かったと思う。
彼は花に鼻を押し付けても臭いを感じないと言っていた。その点、私は、インドネシア人ガイドが感じた時に私も感じていた。近づけば近づくほど臭いが強くなっていった。このにおいは本当に独特です。私にとっては決して良いにおいとは思わないが、このにおいに会えるとうれしくなる、ラフレシアを直ぐ見ることが出来ると期待できるからです。正しいかどうか分からないが、ドリアンの臭いも決して良いにおいとは言えないが、その臭いを嗅げば美味しいドリアンを食べることが出来るので、このにおいに会いたいと思う。
チュウッグ、パナンジュン(滝)の滝つぼまで降りた。水量が一番多い時期で、しぶきが寒かった。ラフレシアに会った後なので、そこの景色にも十分満足した。
帰り道、何箇所かで、道からそれて探してみたし、臭いも感じていたが、全て、つぼみでした。私の予測では、今ある蕾の多くは7月始めから順番に開き始め、それぞれ一週間ほど咲いていて真っ黒に枯れてしまう。8月中旬までの一か月半ほどは、何箇所かで、咲いているラフレシアに必ず会えるでしょう。もし、パンガンダランへ行ってラフレシアを見たいなら、その期間中、80以上の確率で、三つ四つの見ごろの花に会えるでしょう。私もその時期に訪れたいが、日本で仕事なので無理な話になってしまっている。
東海岸のサンライズにも四日目で会うことが出来た。今日の西海岸の朝の人出はおそらく3万人くらいだろうと思う。遠浅の広幅の海岸が人人で埋め尽くされていた。
夕方5時半ごろ、同じ場所は殆ど人いなくなっていた。三日間サンセットを見ることが出来なかった。今日も太陽を見ることはできなかったが、夕焼けは5分ほど見ることが出来た。落ち着いた、ほっとするように温かさがある夕焼けだったと思う。最終日にやっと、パンガンダランらしい夕焼けに会うことも出来て感激した。
新築のウミさんの家を見に行ってきた。8年前にウミさんのワルンに置くために持っていった椅子、私が行ったときにこの椅子でくつろごうと思ってでした。2006年の津波の時に海岸から本人の家にこの椅子は移されていた。もし、移していなかったら津波でどこへ行ってしまっていたでしょう。大変懐かしかった。いつになるか分からないが、今度訪問するときには、この椅子を海岸へ戻して、くつろごうと思う。
今回の写真集 http://nanbuindonesia.web.fc2.com/newpage123.html
ラフレシア 夕焼け 日本人