暇人のぼやき

四十路を越えた廃ゲーマーの徒然日記。

シナリオの作り方が合ってないんだろうなぁ

2019-12-25 23:56:51 | ゲーム
さて、水曜日。
クリスマスだぜ野郎ども!
今ここを見ていると言うことは、お前ら独り身かw

ま、昨今カップルお断りのお店が出ているくらいだ、一定数量の客を呼び込めるんだろうさ。



さて、サクラ大戦は5章の戦闘パートまで来ました。
資料室のおかげでイベントを発見しやすくなって少し攻略速度が上がってきたかな。
うむうむ。年が明ける前に1周目は終わらせたいのぅ。


さて、今日は宣言したとおり、第5章までに気になった部分を羅列していこう。

なんというか、ラスボスが誰だかが第3章の時点ではっきりしてしまうと言うのも情けない話。まず大きな部分はこれ。ひねりがないと言えばそうなんだろうけど、ラスボスに牛耳られる正義の組織ってのもなぁ。一応、1の時にも大幹部の地位にスパイがいたけど。あれはまだストーリーの重要な楔として役に立ったけど、今作は多分そんなことも無さそうな、主人公達の心情的に何ら影響を与えなさそうなしょぼい奴なので、必死に隠す必要がないということかも知れんが。

まぁ、このラスボス(推定だけど、ほぼ確定)だけではなく、今作の華撃団の在り方も疑問になるんだよね。
1の時に一義的には秘密結社への対抗組織として、裏では降魔への対策として華撃団を結成したのだけれど、その中心であり、中核を担ってきた帝都・花組がこれほどまでの弱体化をして、余所からの出向部隊で降魔対策を行っているという時点でやっぱこの落差ってのに納得はしにくい。
逆境の状況を作りたいから、というメタ要素を排除してしまえば、世界観的にはあり得ない状態だろう。一応作品毎に危機的な状況は合ったとして、5作品中3作においてその爆心地は帝都。であれば、いかに旧メンバーがいなくなったとしても、組織を再構築するってのは急務だし、必須事項になるだろう。
神崎重工も国も支援せず、弱体化に任せて装備も人員もぼろぼろの状態にする必然が見当たらない。
この辺の前提条件の作り方も甘い。

そして、本編内。
第1章での上海華撃団の行動と、第3章での台詞の矛盾。
「別の華撃団であっても、降魔を倒す仲間」という台詞に対し、第1章で上海の取った行動は、ぼろぼろになってまで戦っているさくらの三式光武を攻撃し、中の操縦者も死んでもいいやと破壊しようとしたこと。
これ、目的を同じくする“仲間”の取る行動かい?
こんなことをされていながら、3章で直接対決となったときに葛藤する理由が分からん。行動に一貫性がないんだよな。さくらを追い込んで神山を奮い立たせるためだけのメタな事情で悪役にされている感がありありと伝わってくる。

そして、クラリスの葛藤についても同じで、強大な力を持っていて、一族の歴史が血塗られている。それはまぁ、バックボーンとしてはいいと思うけどさ、自らの持つ力が「破壊しか生まない力だ~」なんて葛藤するにしても、原因が一族の歴史って……。理由が弱い。
やはり、そういう一族の元に生まれているのなら、一族としての常識=一般の価値観とは限らないわけで。むしろその自らの歴史を肯定的に扱うのが普通だろう。であれば、その価値観がひっくり返るようななにがしかの事件の設定は欲しかった。旧メンバーのアイリスも大きな力のせいで家族から腫れ物を扱うようにされ、気味悪がられるなどの力を嫌う理由があったけど、クラリスはなぁ……。

もう第3章でラスボスが出てからはあからさまに過ぎて、ルール変更への流れなどがもうメタクソ。

正直言えば、シナリオ面というか表面上のシナリオではなく、そこに繋がる設定の部分があまりにも軽視されすぎているのが今作の最大の問題点だと思う。積み上げ式のシナリオ作成ではなく、○○のシーンを作りたい、じゃあこういう流れで、こういう設定があったことにしようといういわばシーンから派生したトップダウン式のシナリオ作成をしたんだろうなぁ。
いや、設定を練り込んで作り上げていく方法が唯一絶対ではないし、当然トップダウン式に作る方が上手くいく場合もある。でも、今回はそれが失敗している印象。

特に第1章の流れがそれで、神山の登場を劇的にしたい→ヒロインのピンチに颯爽と現れるのが王道でカッコイイよね→じゃあさくらをピンチの状況にしよう→今の帝都花組の力関係も一挙に説明できるし、上海組も出そう→じゃあさくらを追い込むのは上海で→妙な事態にという流れじゃないかなぁ。全部のシーンでそんな行き当たりばったり的なメタな部分が見えてしまうのはやはり萎えるよね。
メタも悪くないし、ご都合主義ってのもある程度は許容できるが、さすがに設定的な部分でのメタは許されない。メタが許されるのは演出上のご都合主義だけだよ。

まぁ、こう書くとメタクソに悪そうなんだけど、一応部分部分だけを切り取ればそこそこ遊べてしまうという不思議なシナリオ。
全体の流れを追うとただのクソシナリオなんだけど、深く考えずにシーンだけを切り取ってやれば……うん、まぁ及第点に僅かに及ばない程度には……^^;

明日は俺ならこうシナリオを組み上げるというある種の二次創作的なものをやろうかな。




今日は時事ネタはなし。
コメント
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